2008年第4四半期のポイント
ICT 経済は、供給側の生産が2 桁の大幅減少となった。この要因は世界同時不況による外需の深刻な低迷である。電子部品・半導体の主要用途であるデジタル家電、パソコン、携帯電話機、自動車向けなどの需要が振るわないことが背景にある。内需では消費が増加を維持したものの、増加幅は非常に小さい。設備投資は民需が減少を続け、官公需が増加から減少に転じた。民需の設備投資は世界経済の景気後退による半導体の需要減少に伴い、半導体製造装置が大幅減少となった。前期(2008 年第3 四半期)に比べ、外需の落ち込みが激しさを増し、さらに内需も減少傾向となり、ICT 経済は景気後退が深刻化している。特に、生産の減少幅及び在庫の増加幅が大きく、在庫循環が深刻な調整に至る可能性がある点に注意が必要である。
- ICT 関連生産は2 桁の大幅減少。デジタル家電、パソコン、携帯電話、自動車向けなど最終需要の減少に伴い、電子部品と集積回路の減少が大きい。
- ICT 関連サービスは減少が続いたが、移動電気通信の統計変更の影響による減少が要因。
- ICT 関連設備投資(民需)は2 四半期連続で減少。世界経済の景気後退による半導体需要の減少による、半導体製造装置の減少が大きい。
- ICT 関連設備投資(官公需)は減少に転じた。通信機と電子計算機が共に減少。
- ICT 関連消費は9 四半期連続で増加(増加幅は縮小)。移動電話通信料の増加幅が縮小。
- ICT 関連輸出は4 四半期連続、ICT 関連輸入は6 四半期連続で減少。減少幅が拡大。
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