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2012年1月26日掲載 |
2012年1月5日、世界の29ヶ国49通信事業者でLTEの商用導入が開始されているとGSA(Global mobile Suppliers Association)が発表した。 2011年からは、データ通信以外にもLTE対応のスマートフォンが登場してきた。2012年1月20日のGSAの発表によれば、メーカー57社が合計269機種のLTE対応携帯端末を発表している。このうち、LTEスマホは48機種(6カ月前の6倍)に、またLTEタブレットも18機種(同2倍)に増加した。2012年初頭にアメリカで開催されたCESでも多くのLTE対応スマートフォンが展示されていた。 海外ではLTEを「4G」と称してマーケティング活動を行っている国が多い。2010年12月に国際電気通信連合(ITU)がLTEやWiMAXを「4G」とマーケティング上、利用してもよいと認めたからだ。日本では「Xi(クロッシィ)」というNTTドコモのブランド名をよく耳にすることだろう。 閑話休題。 予測にあるように今後も、LTEの導入は加速していくだろう。ここ半年でLTE対応のスマートフォンやタブレット端末もだいぶ登場してきた。ネットワークのインフラ整備も進んできた。ではLTEでどのようなコンテンツを楽しむのか?一番多いのは、モバイルブロードバンドの利点を活かした動画だろう。2012年1月23日に動画サイトYouTubeは1日の動画再生回数が40億あると発表した。過去8カ月で25%の増加である。パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからのアクセスが寄与している。また2012 年1月25日のasahi.com(朝日新聞Web版)の記事によると、最近では大学で講義をネットで配信し就職活動で授業に参加できない大学生が講義動画をスマートフォンから閲覧しているとのことだ。LTEでの動画閲覧はたしかに快適であり今後も多いに利用されるコンテンツであろう。
※本情報は2011年1月25日現在のものである。 (参考) |
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