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2012年2月22日掲載 |
世界規模でスマートフォンが普及し、セキュリティの観点からモバイルは無視できなくなっている。 モバイルを狙った攻撃の増加以下の3点がJuniper Networks Mobile Threat Centerの調査結果のポイントである。 (1)モバイルマルウェア攻撃が過去最多
(2)巧妙なモバイルマルウェアの増加
(3)モバイルへの攻撃の容易化
金銭の搾取を目的としたモバイルマルウェアの登場マカフィーの調査結果によると、2012年1月で27件のモバイルマルウェアが新たに報告された。すべてAndroid端末を標的にしたものである。内訳は新種5件、亜種9件、PUP(不審なプログラム)の新種6件、亜種7件だった。 今回、架空請求によって入金を促し、金銭をだまし取ろうとする悪質なソフト「Android/OneClickFraud.A」と、その亜種の出現が確認された。日本国内のアダルトサイトで動画プレイヤーとして配布されていた。 2012年はモバイルバンキングを狙った攻撃にも注意マカフィーでは2012年1月10に「2012 年のサイバー脅威予測」を発表した。その中においても「モバイルの脅威」を取り上げて、攻撃者はパソコンを素通りし、モバイルバンキングを攻撃対象にすると予測していた。取引が正規のユーザーが行っているように見せかけて、被害者がまだログオンしている間に情報を盗むといった手法は、かつてはオンラインバンキング(パソコン)専用の技術だったが、今後はモバイルバンキングのユーザーが攻撃の対象になるだろうと予測している。 スマートフォンの増加に伴うモバイルを狙ったサイバー攻撃2011年、世界全体でのスマートフォンの販売台数は携帯電話端末の31%を占め、前年比58%増の4億7,200万台に達したとガートナーは発表している。2011年Q4でAndroid OS搭載の端末は約7,600万台出荷され、スマートフォン全体の50%以上を占めている。 スマートフォンはかつての携帯電話(フィーチャーフォン)とは異なる。様々なアプリケーションが開発され、ダウンロードできるのがウリの1つである。今後も世界でスマートフォンは増加してくる。 日常生活のスマートフォン利用において、
といった利用者の細心の注意が必要である。 *本情報は2012年2月16日現在のものである。 |
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