2015年5月25日掲載 ITトレンド全般 Global Perspective

中国、ロシアで相互にサイバー攻撃を行わない協定:「誤解や思い込みによる衝突」の回避の重要性

中国の習近平国家主席は2015年5月にロシアでの対独戦勝70周年の軍事パレードに出席するためモスクワに訪問した。ロシアとウクライナの関係から欧米の首脳の多くが参加を見合わせたことから、特に中露の関係強化が目立った。その中露会談の中で、中国とロシアの2か国でサイバーセキュリティ協定に調印し、お互いにサイバー攻撃をしないことを約束したことが報じられた(※1)。


中国とロシアの両国はサイバーセキュリティ協定でサイバー攻撃をお互いに行わないことと同時に、「国内の政治や社会経済の安定を損なう行為」や「国家の内政干渉」を行わないことを約束している。また、それぞれの国の重要インフラを強固にするために、当局同士でサイバーセキュリティに関する情報交換も行っていく。

中国とロシアで相互に国家がサイバー攻撃を行わないということは、他の国には既にサイバー攻撃を行っているということの裏返しである。その攻撃対象国から中国、ロシアが外れることになるだけのことだろう。


中国もロシアの2か国で今回のサイバーセキュリティ協力に至った経緯として欧米、特にアメリカという「共通の脅威」が存在していることがあるのは明白である。米中では特にサイバーセキュリティについては米中2国間で問題になっている。またロシアはウクライナの問題でアメリカを牽制している。

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