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世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年2月号(通巻155号)

世界のニュース

 市場・企業

■ボーダフォン、エリクソンと全世界向けMMSソフト供給で合意

 ボーダフォンは2002年1月16日、エリクソンと全世界向けマルチメディア・メッセージング・ソフトウェアの供給に関する合意に達したと発表した。これを受けボーダフォンは、2002年の中ごろからマルチメディア・メッセージング・サービス(MMS:Multimedia Messaging Service)の提供を開始する予定。最初に本サービスが開始されるのは、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、イギリスであり、他のボーダフォン傘下の事業者数社もこれに続く予定である。ボーダフォンはMMSを、3Gに向けた、ユーザーのマルチメディア・サービスの使用経験を高める一手と位置付けており、MMSの全世界的普及に期待を寄せている。以下はエリクソン発表によるMMS、およびその対応機の概要である。
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■フランス・テレコム、海中での通話を可能とするGSM端末を開発

 フランス・テレコム・グループの研究開発機関であるフランス・テレコムR&Dは2001年11月、海中での通話を可能とする世界初のダイバー向けGSM端末を、水中音響機器メーカーであるフランスのアンフィコム(Amphicom)社と共同で開発したことを発表した。このシステムはGSMの中継機能を具備したブイと水中で利用する端末部分により構成され、ブイと端末部分とは有線でつながっている。端末部分は、携帯電話状のダイヤル・パッド、着信を通知するためのブザーおよびライト、さらに特殊なマウスピースから構成されている。着信時はブザーの鳴動およびライトの点滅によりダイバーに着信が通知され、ダイバーはマウスピースをくわえた状態で通信相手と双方向通話(半二重)を行うことが可能となっている。水中での通話を可能とする仕組みは、…。
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■中国第2の通信事業者チャイナ・ユニコム、CDMAサービスを開始

 中国第2の通信事業者であるチャイナ・ユニコム(中国聯通:China United Telecommunications Corp.)は2002年1月8日、CDMA方式による携帯電話サービスを全国規模で始めたと発表した。チャイナ・ユニコムが一手にCDMA網の構築から経営、管理までを統括することは、1999年国務院によって許可されており、2001年5月にはCDMA網構築の第1期工事に着工し、約7カ月という短期間で大規模なCDMAネットワークを完成させた。カバー地域は31省の330都市であり、加入者数が1,515万規模の収容力を持つネットワークを構築した。まず3カ月間は試験サービスとし、ユーザーの声を収集する。チャイナ・ユニコムは、既にGSM方式の携帯電話網によるサービス提供を行っているが、新たに始めるCDMAサービスは中堅クラス以上のユーザーをターゲットとするという。
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