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世界の移動・パーソナル通信T&S

2003年3月号(通巻168号)

トレンドレポート

■競争法と分野規制の融合(2)
 〜EC関連製品/サービス市場勧告に見る
     政策遂行手段としての市場画定〜

「分野特有規制は例外、そして反トラスト・ルールが標準規範であるべきだ。事業者にとって、事前規制はかなりな重負荷となる。事前規制は、実際の濫用行為のいかなる証拠無くして、商活動の自由を制限するからだ。」長らく待たれていたECの関連製品/サービス市場勧告採択のプレス・コンファレンスが開催された2003年2月12日、EC委員会モンティ競争担当委員は語った。更に、「競争法のルールと分野特有規制は、相互補完の関係にある。現段階においては分野特有な(規制による)介入は必要不可欠である。特に、歴史的な既存事業者が支配的であるローカル・ループ経由のブロードバンド・アクセスの発展にとってはそうだ。同時に、電子的通信においては事業者を規制下に置くことが、反トラスト、合併、国家補助といった(競争法の)ルールを...
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