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世界の移動・パーソナル通信T&S

2003年4月号(通巻169号)

世界のニュース
 政策・規制

■ベライゾン・ワイヤレス、
 一転してFCCの移動系番号ポータビリティ指令の遵守を発表

本誌2002年9月号でお伝えした通り、米FCCは2002年7月16日、ベライゾン・ワイヤレスらが提出したWLNP(Wireless Local Number Portability:移動系地域番号ポータビリティ)指令の撤回を求める嘆願書を却下し、同指令の実施期限を2003年11月24日と定めた。本稿では、その後の米国における移動系番号ポータビリティに関連した動向を概説する。
FCCによる裁定が下った直後、ベライゾン・ワイヤレスはCTIA(Cellular Telecommunications & Internet Association:セルラー通信・インターネット協会)と共同で、FCCがWLNP指令の根拠とした通信法の法的解釈に誤りがあるとして、FCCをコロンビア特別巡回地区控訴裁判所に提訴した。ここからは、…

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■悲劇的事故がE911導入問題への注意を喚起、
 E911議員幹事会発足へ

2003年1月24日夜、ニューヨーク市沖のロングアイランドで起きた漂流事故で、4人の10代の少年が、携帯電話で12秒間必至に911番通報したにもかかわらず、応答がないまま溺れ死んだことが伝えられた。折りしも、上院および下院の議員グループによって、E911の導入に対する注意喚起を目的とした「E911議員幹事会(Congressional E911 Caucus)」が創設される矢先の出来事であった。今回の事故により、ワイヤレスE911の実現が再び世間の注目を集めている。

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