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世界の移動・パーソナル通信T&S

2003年5月号(通巻170号)

トレンドレポート

■競争法と分野規制の融合(4)
 〜一般競争法への統合と収斂〜

昨今のトレンドとなっているせいか、競争法と分野固有規制の関係につき論じている論文等がこのところよく目に付く。しかしながら、そのほとんどが一方の不備を列挙して自身の属する立場を賛美するもの、もしくは双方を比較すれども違いを列挙して終わっているものであることが多いように思われる。通信分野の統制に最適な道具は競争法か、それとも分野固有規制なのか。実は、この二元論的切り口そのものが本質的ではない。どちらがより適しているのか、もしくは...

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■EU指令SMP義務の問題点(1)

欧州各国は、先の2003年2月に採択された欧州委員会関連市場勧告のリストにしたがって、一連の市場について競争状態を分析することになる。分析結果に基づき、SMP事業者が認定されれば、NRA(各国規制当局)はこの事業者に適切な義務づけを行なわなければならない。欧州委員会は、この義務付け(remedies)に関する勧告(もしくはガイドライン)の作成に昨2002年秋から着手している模様である。この勧告は...

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■携帯電話とWi−Fiの融合に賭ける米国の無線通信産業

独ハノーバで2003年3月12日から8日間開催された世界最大の通信技術見本市「CeBIT」では、各社は第3世代携帯電話機の展示・実演を行なったものの、事業見通しを聞かれると途端に歯切れが悪くなり、代わりに当面の主力「GPRS」のデータ通信をアッピールするなど、過渡期にある欧州の携帯電話業界の現状を浮き彫りにした、と報じられている。...

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