2006年5月号（通巻206号）

■英ＮＴＬ、ヴァージン・モバイルを買収

2006年４月、英国のＣＡＴＶ事業者最大手であるＮＴＬが、英国のＭＶＮＯであるヴァージン・モバイルを買収することで同社と合意したことを発表した。

■独Ｅ−プルス、格安ブランド「ジムヨ」好調、業績改善なるか

欧州には多数のＭＶＮＯ事業者があるが、その中でも格安料金をセールスポイントにする事業者の動きが目立っている。とくにドイツにおける格安サービスブランドの最近の動向と、既存移動通信事業者として格安ブランド市場の中心的役割を果たしているＥ−プルスについて取り上げたい。

■モバイルＴＶのグローバル・スタンダード競争　〜ＤＭＢ陣営の巻き返し〜

昨年来、携帯電話でＴＶを見ることが出来る、モバイルＴＶに関する関心の高さが目立つ。ＴＶという親しみ易い利用形態、特に画像品質等に秀でたデジタルＴＶを、携帯という持ち運び可能かつパーソナルな機器の上で実現できることが、今後の携帯上の各種サービスの展開、ひいては個人の生活スタイルそのものに大きなインパクトをもたらす、と認識されているためだ。

■録画番組の持ち運び−米国における新たな放送と通信の融合ビジネス

米国では、家庭のデジタル・ビデオ・レコーダー（ＤＶＲ）で録画した放送を出先のパソコンや携帯端末で楽しめるサービスが注目されている。ディレクＴＶを始めとする衛星放送事業者は専用の携帯ビデオ端末を発表し、アップルのビデオｉＰｏｄやｉチューンズ・ミュージック・ストアに対抗する一方で、携帯電話やｉＰｏｄなどへ録画した番組を転送可能なＤＶＲも登場している。