ホーム > レポート > 世界の移動・パーソナル通信T&S >
世界の移動・パーソナル通信T&S

2006年8月号(通巻209号)

世界のニュース

 市場・企業
  • 格安MVNOのイージーモバイル、オランダ市場から撤退
  • 韓国、携帯端末ベンダーの国内再編動向
  • 韓国のモバイル決済・金融事情
  • 英国移動通信事業者が狙う固定通信サービス展開

■格安MVNOのイージーモバイル、オランダ市場から撤退

欧米ではMVNOをめぐる動きが盛んであるが、2005年より鳴り物入りで市場参入したイージーモバイル(EasyMobile)が、オランダでの携帯電話サービスを2006年7月末で中止することとなった。格安MVNOは欧州市場で乱立してきた経緯があるが、イージーモバイルのオランダMVNO事業からの撤退は、格安MVNOが抱える課題を浮き彫りにした格好である。
▲トップ

■韓国、携帯端末ベンダーの国内再編動向

日本同様、韓国においても最近、携帯端末ベンダー各社による生き残りをかけた業界再編の動きが激しい。韓国国内の携帯市場が徐々に飽和化を迎え競争環境が厳しくなることに備え、規模のメリットを追求した合併案件が話題にのぼる一方、中堅の携帯端末ベンダー各社は経営難に直面するなど、揺れ動く韓国の携帯端末ベンダー再編事情について本稿で取り上げることとする。
▲トップ

■韓国のモバイル決済・金融事情

日本では非接触ICカード技術であるFelicaチップを内蔵したおサイフケータイに注目が集まっているが、本稿では海外の携帯電話キャリアによる決済サービスの提供状況はどのようになっているのか、携帯電話先進国であり、クレジットカード大国でもある韓国の実情を紹介する。
▲トップ

■英国移動通信事業者が狙う固定通信サービス展開

2006年5月、英ボーダフォンのサリン会長は、単なる携帯電話サービス提供だけでは世界最大の通信事業者としては不十分であると認識しており、同社が今後、固定通信回線やブロードバンド・インターネット・アクセス・サービスの提供を検討している、とコメントした。また、このサリン会長のコメントにみられる通り、英国の移動通信事業者は携帯電話加入数の伸び悩みと価格競争により収益減となっている状況で、新たな収益領域を求め固定通信もしくはインターネット・アクセスといった他の通信領域への展開を開始しようとしている。以下では、特に「無料のブロードバンド」提供や各種融合サービスへと新たな動きがみられる英国市場を軸に各社の動向を概観した。
▲トップ

▲このページのトップへ
InfoComニューズレター
Copyright© 情報通信総合研究所. 当サイト内に掲載されたすべての内容について、無断転載、複製、複写、盗用を禁じます。
InfoComニューズレターを書籍・雑誌等でご紹介いただく場合は、あらかじめ編集室へご連絡ください。