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世界の移動・パーソナル通信T&S

2006年11月号(通巻212号)

トレンドレポート

  • 「値下げ圧力」に対処する携帯電話機メーカーの新戦略

■「値下げ圧力」に対処する携帯電話機メーカーの新戦略

携帯電話機市場に異変が起きている。2006年第3四半期(7〜9月)の世界の携帯電話機の出荷は好調で、新興国市場を中心に前年比22%増加し、通年では10億台に迫る勢いだ。世界1、2位の携帯電話機メーカー、ノキアとモトローラは着実に出荷台数とシェアを伸ばしながら、1台当り平均販売価格(ASP)の低下が激しく、利益を減らしている。3、4位のサムスン電子とLG電子は出荷台数を伸ばしたものの、シェアが低下し急激な減益に直面している。前年5位のソニー・エリクソンはウォークマン携帯などのハイエンド端末が好調で、増収増益になっただけでなく、シェアでLG電子を抜いて世界市場4位に再浮上した。大手携帯電話機メーカーは、ローエンド、ミドルレンジとハイエンド、それにスマートフォンをミックスした製品ポートフォリオをどのように構成するか、戦略の見直しを迫られている。
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