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InfoComモバイル通信T&S

2009年7月号(通巻244号)

サービス関連(通信・オペレーション、製品・端末、コンテンツ・放送、その他)

  • ポータブル3Gホットスポット「MiFi」、ベライゾン等が提供開始
  • 中国発3G方式・TD−SCDMAの海外展開を概観する
  • 人気を博すゲーム・アプリケーション
  • 融合サービスとして注目されるテレマティクス

■中国発3G方式・TD−SCDMAの海外展開を概観する

本誌2009年5〜6月号にて、中国における通信キャリア再編後の各社決算状況と3Gへの展望および緒に就いたばかりのキャリア各社の3Gへの取り組みの現状について、シリーズで紹介させていただいた。今月もその流れで中国発の3G世界標準TD−SCDMAが中国以外の国にどのように展開されているのか、限られた情報のなかから現状を探ってみたい。

■人気を博すゲーム・アプリケーション

2008年から2009年にかけ、キャリアやベンダーによるアプリケーション・ストアの開設が相次いで発表された。アプリケーション・ストアは、SDKの公開やレベニューシェアなど、サードパーティー・ディベロッパーにアプリケーション開発のインセンティブを与えるような仕組みを導入している。キャリアやベンダーは、アプリケーション・ストアを開設し多くのアプリケーションを提供することで、新たな収入源の獲得を目指している。この相次ぐアプリケーション・ストアの開設の立役者と言えるのが2008年7月に開設されたアップルの「Appストア」である。アップルは、Appストアのアプリケーション数が2009年1月時点で約1万5,000件に達し、同年4月にはアプリケーションのダウンロード数が10億を超えたと発表した。また、Appストアで提供されているアプリケーションをジャンル別に見ると、約1万5,000本のアプリケーションの内約3,500本(2009年1月時点)が「ゲーム」となっている。さらに、2009年4月時点で上位20位までのタウンロード数を見るとの半数が「ゲーム」だ。このことから、Appストアの10億ダウンロードをもたらしたアプリケーションの中心は「ゲーム」であるといっても過言ではないだろう。本稿では、Appストアの成功を牽引しているゲーム関連アプリケーションの現状および今後を展望する。

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