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InfoComモバイル通信T&S

2012年11月号(通巻284号)

テクノロジー関連(無線:ワイヤレス、有線:固定系、インターネット・PC)

  • 代数方程式でネットワーク・パフォーマンスを向上させる“coded TCP”
  • ワイヤレス充電の本命となるか?「Qi(チー)」

■代数方程式でネットワーク・パフォーマンスを向上させる“coded TCP”

モバイル・データ・トラフィックは今後5年間で20倍以上に急増すると言われている。通信事業者各社は設備増強に加え、新たな周波数を獲得するための争奪戦を繰り広げているが、一方では数年以内に周波数リソースが枯渇するとの懸念もある。無線ネットワークのパフォーマンスは基本的に基地局と周波数リソースの多寡に依存している。しかし、通信設備と周波数リソースが限界に達するのは時間の問題であり、無線ネットワークのパフォーマンスをさらに向上させるには技術面での新たなブレイクスルー・イノベーションが求められる。その可能性の1つとして、“coded TCP”という技術が登場した。

■ワイヤレス充電の本命となるか?「Qi(チー)」

筆者は最近スマートフォン(以下、スマホ)を買い換えたが、付属品にはこれまで見慣れてきた充電用クレードルの代わりにワイヤレス充電用の平らな置台(パッド)が入っていた。使ってみると,パッドに置くだけで充電されるのは思っていた以上に便利だ。本記事ではこのワイヤレス充電パッドに用いられる「Qi」という規格を詳解し、ワイヤレス充電の将来を考察する。
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