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世界の移動・パーソナル通信T&S

2003年2月号(通巻167号)

世界のニュース
 市場・企業

■オレンジ、スウェーデンからの事業撤退を発表

フランス・テレコムの移動体通信子会社であるオレンジは2003年1月22日、昨年末に撤退を決定していたオレンジ・スウェーデンの全従業員を同月末日までに解雇すると発表した。同社はスウェーデンからの事業撤退を決定した理由として、市況が思わしくないことと、第3世代携帯電話事業に対する政府の要求が厳しいことを挙げている。またオレンジは、第3世代携帯電話ネットワーク構築を3年延期するとともに、人口密度の低いいくつかの地域をカバー対象から外す許可をスウェーデン政府に求めたが、同国当局が2002年9月にこれを拒否したため、同年12月初頭に事業を凍結すると発表していた。

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■ハチソン3Gのサービス開始準備状況

香港のハチソン・ワンポアは、欧州各国の移動体通信子会社ハチソン3Gを通じ、当初は2002年10月末から11月初頭にUMTSサービス「3」を開始する計画だったが、現実には未だにサービス開始時期も確定できない状況だ。

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■RIM、3G対応のブラックベリー新機種を発表

カナダのモバイルPDAメーカーであるRIM(Research In Mortion)は2002年12月5日、cdma2000 1xや他の3Gネットワークに対応したブラックベリー(BlackBerry)の新機種6750を発表した。RIMはこれまでもブラックベリーの技術を利用した機器拡充を積極展開してきたが、3G対応の機種ではこれが初となる。

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■マイクロソフトの
 小型デバイス向けテクノロジーSPOTについて

マイクロソフトの3年越しのプロジェクト、SPOT (Smart Personal Object Technology)の実態が明らかになってきた。2003年後半にもSPOT搭載のデバイスが発売予定であるという。本稿ではマイクロソフトの新たな小型デバイスSPOTについて紹介し、移動通信業界への影響を考察する。

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■センドー、
 マイクロソフトを米テキサス州の東部連邦地裁に提訴

2002年12月20日、新興携帯電話メーカーである英センドー(Sendo)が米マイクロソフトを米テキサス州の東部連邦地裁に提訴した。本ニュースは既にインターネットなどのメディアで広く報道されている通り、センドーが、マイクロソフト製携帯端末向けOS「スティンガー」搭載の2.5G携帯端末である「Z100」のマイクロソフトとの共同開発から撤退し、ノキアなどが主導する「シンビアン」OSに乗り換えたという一件である、本稿はセンドーが地裁に実際に提出した訴状を基に、センドーの申し立て内容を紹介する。

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