2003年5月号（通巻170号）

■米マクドナルド、店舗内でホットスポットの提供を開始

米マクドナルドは2003年３月、ニューヨーク、マンハッタンの一部店舗においてホットスポット・サービスを開始した。同社ではこのサービスをシカゴやカリフォルニアでも開始、年内に全米で対応店舗を数百店舗に広げ、ファーストフード店としての集客力を高め収益の拡大を図る。...

■中国、ＰＨＳサービス「小霊通」が急速に普及

中国では近年携帯電話の普及が急速に進んできたが、それを追うように加入者数を伸ばしているのが、日本のＰＨＳ技術を使ったサービス「小霊通（現地語読みで「シャオリントン」）」である。実は「小霊通」の動向は、中国における第３世代携帯電話（３Ｇ）の普及に大きな影響を与える可能性がある。これまでの経緯を整理してみたい。...

■英保険会社、ＩＢＭ、オレンジ、移動網利用の自動車保険を発表

英の保険大手アビバ（Aviva）の自動車保険部門のノーウィッチ・ユニオン（Norwich Union）は2003年３月12日、ＩＢＭと英移動通信事業者オレンジと共同で移動通信網を利用した自動車保険のパイロット・プログラム｢PAY AS YOU DRIVE TM｣を実施をすることを発表した。
同パイロット・プログラムはその名前の通り、運転した分だけ保険料を徴収すると言うもので、運転頻度が低い運転者には保険料を低く設定するのが適当かどうか判定することを目的としている。仕組みとしては、...

■米携帯電話事業者の顧客満足度―サービス品質に不満が高まる

米消費者連盟（Consumers Union）が発行する「コンシューマー・レポート」は、2002年９月に２万２千人のワイヤレス・ユーザーを対象にオンラインのアンケートを実施し、その結果を報告した。それによると、ワイヤレス事業者のサービス品質に対するユーザーの不満が急速に高まっていることから、ＦＣＣはユーザが料金プランやサンプル商品の比較をしやすいよう、各事業者の裁量の範囲で対策を講じることを呼びかける必要があるとしている。...

■Ｔ−モバイル、欧州にて「ｔ−ｚｏｎｅ」キャンペーンを展開

2003年４月、Ｔ−モバイルは欧州４ヶ国（英国、ドイツ、チェコ共和国、オーストリア）においてモバイル・ポータル・サービス「ｔ−ｚｏｎｅ」のキャンペーンを立ち上げた。大規模なキャンペーンの実施により、欧州のコンシューマ市場におけるデータサービス展開を強化させる狙いがある。「ｔ−ｚｏｎｅ」では、「ｔインフォ」「ｔニュース」「ｔミュージック」「ｔゲーム」「ｔファイナンス」「ｔスポーツ」の６種類のコンテンツが提供されている。2003年３月、Ｔ−モバイルはＭＴＶと、...