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InfoComモバイル通信T&S

2010年5月号(通巻254号)

サービス関連(通信・オペレーション、製品・端末、コンテンツ・放送、その他)

  • 上海万博の開幕とTD-LTEの進展
  • SIMロック解除が国内携帯電話市場に与える影響
  • 欧州における日本のアニメコンテンツ配信の動向
  • 世界の携帯事業者グループ加入者数ランキングトップ25
    〜 インド企業が大きく躍進

■上海万博の開幕とTD-LTEの進展

2010年5月1日、上海万博(中国語では「世博会」という)が開幕した。中国では2008年の北京五輪に次ぐ大型国家イベントとなるが、通信業界でもこのような国家的行事を大きな節目として進む数々の動きがあり、その観点からも注目に値するものといえよう。

■SIMロック解除が国内携帯電話市場に与える影響

総務省が2010年4月2日に開催した「携帯電話のSIMロックの在り方に関する公開ヒアリング」(以下、公開ヒアリング)をきっかけに、SIMロック解除が通信業界で大きな注目を集めている。現状、日本で販売されている携帯電話のほぼすべてがSIMロック端末となっているが、SIMロック解除への動きは、少なからず通信事業者へ影響を与えると思われる。しかしそれ以上に国内端末メーカーに与える影響が大きくなるかもしれない。本稿では、携帯電話端末市場も含めた観点からSIMロック解除への動きが国内にもたらす影響について、想定されるシナリオを考えてみたい。

■欧州における日本のアニメコンテンツ配信の動向

前月号(2010年4月号)では、2010年3月に開催された「東京国際アニメフェア2010」の模様を取り上げ、現在の日本アニメをめぐる環境や、中国における状況について紹介した。

■世界の携帯事業者グループ加入者数ランキングトップ25
〜 インド企業が大きく躍進

携帯電話の国際的業界団体GSMアソシエーション傘下の英国調査会社ワイヤレス・インテリジェンスは2010年4月15日、携帯電話加入者数をベースとした2009年第4四半期における世界の携帯事業者グループのランキングトップ25を発表した。前回の2009年第1四半期のランキングと比べ、トップ4の入れ替わりはなかったものの、インド企業の躍進が目立った点が注目される。本稿では、今回、トップ25入りを果たした主要事業者グループの加入者数動向および今後の展望について解説する。
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