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InfoComモバイル通信T&S

2011年10月号(通巻271号)

サービス関連(通信・オペレーション、製品・端末、コンテンツ・放送、その他)

  • Amazon「Kindle Fire」から考える、通信事業者の付加価値戦略
  • インド:世界最安35ドルのAndroidタブレット「Aakash」
  • 米国刑務所における携帯電話使用の実態
  • モバイル・データ時代に適した料金制度〜各種データ料金制度の現状と比較
  • 中国モバイル市場の今を映す「PT/EXPO COMM CHINA 2011」レポート

■Amazon「Kindle Fire」から考える、通信事業者の付加価値戦略

アマゾンは2011年9月28日、新しいタブレット「Kindle Fire」を発表した。アップルの「iPad」に対抗できる有力な機種として各メディアでも取り上げられているが、本稿ではこの端末の登場をどう捉え、スマートフォン、タブレット時代における通信事業者の今後の取り組みについて考えてみたい。

■インド:世界最安35ドルのAndroidタブレット「Aakash」

2011年10月5日、インド政府は学生向けに価格2,276ルピー(約35ドル)というAndroid搭載の世界最安のタブレット端末「Aakash」を学生向けに販売することを発表した。インド政府の狙いと現状の課題、今後の解決すべき点について考察を行いたい。

■米国刑務所における携帯電話使用の実態

米政府監査院(以下、GAO:Government Accountability Office)は2011年9月6日、「携帯電話探知確度向上のための評価方法改善および協力増進(Improved Evaluations and Increased Coordination Could Improve Cell Phone Detection)」と題した米国刑務所における携帯電話使用の実態に関する報告書を発表した。受刑者による携帯電話使用は二次的な犯罪を生み出す危険性をはらんでいるが、近年、刑務所内で押収される携帯電話台数は増加傾向にある。本稿では、GAOの報告書に基づき、これまであまり明らかにされていなかった米国刑務所における携帯電話使用の実態、そしてその減少・撲滅に向けた取り組みについて解説する。

■モバイル・データ時代に適した料金制度〜各種データ料金制度の現状と比較

モバイル・ネットワークの混雑対策として、先月号でWi−Fiによる固定回線へのトラフィックの迂回、携帯端末の処理能力・メモリの増強、データの最適化などの技術的な側面を紹介した。今月号では、ネットワーク混雑と増収対策として有効なデータ料金制度、特にフラット型無制限データ料金から段階型データ料金への移行、およびこれら料金制度に付随する速度制限と超過料金の選択などについて検討する。

■中国モバイル市場の今を映す「PT/EXPO COMM CHINA 2011」レポート

2011年9月26〜30日、中国北京において「PT/EXPO COMM CHINA 2011」が開催された。毎年恒例のこの展示会は昨今の中国のプレゼンス拡大に伴い、どちらかというと国内向になったが、携帯電話加入数10億件が目前に迫っているなど成長著しい中国モバイル市場の趨勢を体感できるだけなく、世界のモバイル市場にとっての示唆にも富んでいる。本稿では、同展示会で見た展示などの紹介を通じて「中国モバイル市場の今」をレポートする。
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