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InfoComモバイル通信T&S

2013年3月号(通巻288号)

サービス関連(通信・オペレーション、製品・端末、コンテンツ・放送、その他)

  • Googleが去った後のMWC2013を席巻した新興OS
  • モバイルの街から飛び立てるか?モバイル仮想店舗「Pickbe」
  • メッセンジャーアプリは新興国のコミュニケーションを変えるか
  • 注目されるモバイルアプリ開発環境の動向(後編)
  • 国内海外の主要携帯事業者のARPUの動向(2012年10〜12月期)
    〜データシェアプラン導入の効果

■Googleが去った後のMWC2013を席巻した新興OS

2013年2月末にバルセロナで開催された毎年恒例のMobile World Congress 2013(以下、MWC2013)は、昨年までに比べて会場の規模や来場者は増えた一方、イノベーションは停滞気味であるように感じられた。2011年、2012年と最大級の存在感を放っていたGoogleが出展を取りやめたことも要因の1つであろう。このプレイヤーなしにはモバイルを語れないというAppleとGoogleの2社を欠く中、今年のMWC2013では、同2社による複占を崩そうと目論む新興OSが中心的役割を演じた。

■モバイルの街から飛び立てるか?モバイル仮想店舗「Pickbe」

本誌の今月号は実質的にMobile World Congress 2013(以下、MWC2013)特集といえる内容だが、そのMWC2013が開催されたバルセロナの地下鉄駅で、たまたまとあるモバイル仮想店舗のソリューションを発見した。デジタルサイネージと結びつけている点で、先行の類似サービスと差別化できるのではないかと考えるので、本稿で紹介したい。

■メッセンジャーアプリは新興国のコミュニケーションを変えるか

NHN Japanは2013年2月26日、フィンランドの携帯端末メーカーNokiaと戦略的業務提携を結び、Nokiaの低価格機種「Asha」向けに「LINE」を提供することを発表した。「LINE」のグローバル展開拡大を目的としている。本稿では新興国市場におけるメッセンジャーアプリの可能性をメッセンジャーアプリ提供者、通信事業者、携帯電話メーカーの観点から論じていきたい。

■注目されるモバイルアプリ開発環境の動向(後編)

  本誌2013年1月号「注目されるモバイルアプリ開発環境の動向」では、モバイル情報端末のiOSやアンドロイドなどOSの分断化は起こっているが、OSに依存しないクロスプラットフォーム対応のモバイルアプリ開発ツールが数多く提供されており、さらにHTML5技術の普及と浸透によりアプリを開発する側が拡大していることを紹介した。本稿では、膨大に生産されるアプリが利用者に届けられるまでの、アプリのサプライチェーン(供給から消費まで)に注目して、市場構造の変化を分析する。

■国内海外の主要携帯事業者のARPUの動向(2012年10〜12月期)
 〜データシェアプラン導入の効果

○概観
世界の携帯通信市場の2012年10〜12月期は、引き続き、料金値下げや割引拡大、VoIPによる音声通話の増加等により音声ARPUの減少傾向が続く。その一方で、国内ではスマートフォンの普及やLTEサービスの開始等によりデータARPUは継続的に増加している。米国では、スマートフォンを牽引力とした新規ユーザーの獲得から既存加入者の繋ぎ止めという次なるステージへ進んでいる。
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