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郵政省のトラヒック調査によると1997年度の国際電話の通信分数の伸びが鈍化している。 鈍化傾向は94年度から始まっていたが、ここ数年は10%前後の伸び率で推移していた。 今回は通信分数の増加率が5.5%と3.9ポイント減少した。その内訳は、発信分数が3.6%で1.3ポイント減り、着信分数が7.6%で7.4ポイントも減った。 景気と通信量は密接な関係にあり、通信分数の減少は経済の停滞を思わせる。 この調査には「インターネット電話」や「国際公専公」による通話は含まれていない。 97年度後半に開始されたこれらのサービスが本格化すると、通信分数がさらに減少すると予想される。 |
年度 | 92 | 93 | 94 | 95 | 96 | 97 |
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通信分数(百万分) | 2,175 | 2,392 | 2,665 | 2,952 | 3,230 | 3,407 |
増加率(%) | 8.9 | 10.0 | 11.4 | 10.8 | 9.4 | 5.5 |
(入稿:1998.11) |
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