|
1999年9月末現在の「移動電話」の加入数は5,194万台となった。そのうち9割が「携帯電話」である。 「携帯電話」は3年連続で年度ベースの加入数が1,000万台を超えており、9月末現在475万台と4年連続で1,000万台を超える可能性がでてきた。 グループ別のシェアは「NTTドコモ」が57%を占める。 「NTTドコモ」を追撃する「デジタルホン」が、じりじりとシェアを伸ばしており9月に10%を超えた。CdmaOneで大々的な広告宣伝活動をしている「セルラー」「IDO」グループがほとんどシェアを伸ばせず、PDC方式の「デジタルホン」がシェアを伸ばすという興味深い現象が生じている。 10月1日から「デジタルホン」3社と「デジタルツーカー」6社が、社名とブランド名を統一して新生「Jフォン」グループとして再スタートした。シェアは15.8%まで拡大し、1年以内に20%まで引き上げる計画である。 一方、追われる「NTTドコモ」も10月に「iモード」の加入者が200万を突破した。サービス開始8ヶ月目の快挙である。 各社とも「非音声系サービス」をテコにいっそうの加入者増を狙う。 携帯電話の世代交代の時期を目前にして、各社のシェア争いが熾烈を極めている。 |
グループ | 1998年3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 1999年3月 | 6月 | 9月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NTTドコモ | 17,982,000 | 19,357,000 | 20,769,000 | 22,328,000 | 23,898,000 | 25,067,000 | 26,348,000 |
セルラー | 4,329,000 | 4,517,000 | 4,723,000 | 5,017,000 | 5,298,000 | 5,648,000 | 5,982,300 |
デジタルホン | 2,373,000 | 2,672,000 | 3,153,000 | 3,475,000 | 3,906,000 | 4,435,000 | 4,807,300 |
IDO | 2,768,000 | 3,035,000 | 3,155,000 | 3,239,000 | 3,265,000 | 3,410,000 | 3,505,400 |
ツーカー | 2,323,000 | 2,591,000 | 2,721,000 | 2,797,000 | 2,890,000 | 2,992,000 | 3,137,800 |
デジタルツーカー | 1,750,000 | 1,905,000 | 2,021,000 | 2,140,000 | 2,273,000 | 2,392,000 | 2,507,100 |
計 | 31,525,000 | 34,077,000 | 36,542,000 | 38,996,000 | 41,530,000 | 43,944,000 | 46,287,900 |
グループ | 98年3月のシェア | 99年3月のシェア | 99年9月のシェア |
---|---|---|---|
NTTドコモ | 57.0 | 57.5 | 56.9 |
セルラー | 13.7 | 12.8 | 12.9 |
デジタルホン | 7.5 | 9.4 | 10.4 |
IDO | 8.8 | 7.9 | 7.6 |
ツーカー | 7.4 | 7.0 | 6.8 |
デジタルツーカー | 5.6 | 5.5 | 5.4 |
(入稿:1999.10) |
![]() (http://www.icr.co.jp/newsletter/) |
![]() |