ホーム > レポート > 世界の移動・パーソナル通信T&S >
世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年6月号(通巻159号)

世界のニュース

 政策・規制

■EC新通信パッケージ、ついに発効

 2000年から審議され続けてきたECの新通信パッケージが、2002年2月14日、最終的EC立法権限を持つ欧州理事会で採択され、同年4月24日に官報に掲載されて発効した(http://europa.eu.int/ eur-eur-lex/en/oj/2002/1_10820020424en.html)。これにより、各構成国は2003年7月24日までに新パッケージの内容を反映すべく国内法制化を行わねばならず、翌7月25日から、新パッケージが「1998年規制パッケージ」と呼ばれるこれまでのパッケージにかわって適用されることとなる。現在、続々と構成国の国内法制化スケジュール及び法案が公表されつつある。新パッケージは、以下の1つの決定と4つの指令からなる。

▲トップ

■欧州各国、免許不要周波数帯域を公衆WLAN向けに開放へ

 2002年3月上旬、欧州委員会は免許不要周波数帯域におけるWLAN利用に関して、加盟各国およびノルウェーの合計16か国における政策状況をまとめた一覧表をウェブサイトで公表した。WLANに関する討議を重ねていたライセンシング委員会は、各国レベルで免許不要帯域についてどのようなスタンスを取っているか、加盟国代表に報告するよう呼びかけており、今回の一覧表(2002年2月15日付)は、その情報を記載したものと考えられる。これをまとめると、過半数の国は免許不要帯域を公衆サービス向けに開放することに前向きである。以下では、とくに英仏における動向を取り上げたい。

▲トップ

■韓国MIC、大幅な移動体接続料金引下げを決定

 韓国情報通信省(MIC)は2002年4月2日、2002年及び2003年の移動体接続料金を決定した。これは平均20.6%の引下げとなるもので、移動体各社に深刻な影響をもたらすことが予想される。移動体接続料金は移動体網への着信に対して発信側事業者が移動体事業者に支払う接続料金のこと。移動体各社に適用される相互接続料金は表のとおり...。

▲トップ

▲このページのトップへ
InfoComニューズレター
Copyright© 情報通信総合研究所. 当サイト内に掲載されたすべての内容について、無断転載、複製、複写、盗用を禁じます。
InfoComニューズレターを書籍・雑誌等でご紹介いただく場合は、あらかじめ編集室へご連絡ください。