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世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年11月号(通巻164号)

世界のニュース

 移動通信サービス

■ボーダフォン、新サービスを開始

ボーダフォンは2002年10月24日、新サービス「ボーダフォン・ライブ!(Vodafone Live!)」を英国において開始した。ボーダフォン・ライブ!は、テキストやサウンド、画像イメージ、ビデオなどのコンポーネントを組み合わせたマルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)で、これにより写真添付メールの送受信やニュース、株価、天気などの情報サービス、ボーダフォン独自の公式サイトへの接続などが利用できる。端末にはiモードボタンのようなボーダフォン・ライブ!にワンタッチで接続するボタンがあり、それを押すと12のメニューアイコンが画面に表示されるため、ユーザーに分かりやすい設計になっている。今回のサービスで特徴的なのは、他の事業者がMMSをSMSの延長線上としてとらえ、単にMMSとネーミングするだけで提供しているのに対し、ボーダフォンはボーダフォン・ライブ!のサービス名称で大々的に宣伝している点だ。ボーダフォンは、カメラ内蔵を中心とした独自ブランドの端末を提供する上、さらに…。

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■MMSの現状とその行方

このところ欧州の移動通信業界を中心にMMS(マルチメディア・メッセージング・サービス)への関心が高まっている。業界全体で経営状態の悪化が深刻な課題となる現在、事業者やベンダーは新たな収益確保の道を懸命に模索しており、MMSを正にその突破口にと大きな期待を寄せている。MMSは果たして開花するのだろうか。本稿では、このMMSの普及動向についてレポートする。

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