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世界の移動・パーソナル通信T&S

2003年4月号(通巻169号)

世界のニュース
 市場・企業

■米国ホットスポットの動向とその教訓

ホットスポットは、新しい通信サービスとして内外で脚光を浴びている。日本でもサービスが開始して1年ほど経ち、その行方が注目されている。今回は、サービスの発祥の地である米国のホットスポット動向を紹介する。
米国では、無線LANを構築する層が広がっている。個人ユーザーがアクセスポイント等の機器を購入し自宅等におけるワイヤレス環境を整えたり、これまで通信事業を手掛けたことのない企業や飲食店などが独自にホットスポットを構築するというケースもごく一般的である。NPOがボランティア活動の一環として提供する無料ホットスポットも…

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■離陸間近、欧州の第3世代携帯電話サービス

ハチソン・ワンポアの移動体通信子会社であるハチソン3G UKは2003年3月3日、店頭において3Gサービスのタッチ&トライと加入予約申込の受付を開始した。ハチソンは当初、同社のサービス・ブランドでもある「3」並びの同日、欧州初の第3世代携帯電話商用サービスの提供を開始するとアナウンスしていた。しかし、3Gサービスを体感できるのは携帯電話販売チェーンのカーフォン・ウエアハウスや「3」の直販店など英国内の10軒前後の店頭のみで、商用サービスとは程遠い内容となった。なお、加入者が実際に端末を入手できるのは…

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■「モバイル・ペイメント・サービス・アソシエーション」が設立

2003年2月26日に、Tモバイル、オレンジ、テレフォニカ・モビレス、ボーダフォンの大手携帯電話事業者4社は、モバイル・コマース推進のための新団体「モバイル・ペイメント・サービス・アソシエーション(MPSA)」の設立を発表した。携帯電話を使った支払手段としてオープンかつ共通ブランドの、すべての携帯電話事業者に適応したソリューションを提供することを目的としている。...

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■KTとKTF、共同で移動体データ通信事業を展開

韓国最大の固定電話会社KTと子会社で携帯電話市場第2位のシェア(約33%)を有するKTFは共同で移動体インターネット・サービスを提供する。具体的にはKTの無線LANサービス「ネスポット(Nespot)」と、KTFのcdma 1x EV−DOによる移動体インターネット・サービス「フィム(fimm)」とバンドルして顧客に一体的に提供する。規制当局も本サービス提供を容認する見通し。無線LANサービスについては、主要国で市場の拡大に伴い電気通信事業者も収益性に疑問をもちながらも参入せざるを得ない段階であるが、...

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■米スプリントPCS、オンデマンド機能を携帯に搭載

アメリカでcdma、およびcdma2000 1x方式の携帯電話事業を行っているスプリントPCS社は2003年2月13日、業界初と銘打って、同社の提供するcdma2000 1xサービス「PCS Vision」上でオンデマンドのワイヤレス・マルティメディア・サービスを提供すると発表した。
同サービスは、ダウンロード可能なJAVA(J2ME)アプリケーションを利用して、V*STAR(1KTV)と言うソフトベンダー兼コンテンツ変換事業者によって提供される。V*STAR社では、最新のニュースや金融、天気、スポーツ、娯楽等を...

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