2004年10月号（通巻187号）

■ＦＣＣ、移動サービス市場に関する年次報告書を採択

ＦＣＣは2004年９月９日、商業移動無線サービス（ＣＭＲＳ：Commercial Mobile Radio Service）産業の競争状況に関する第９次年次報告書を採択した。第９次報告書では、市場構造、事業者の行動、消費者の行動、及び市場パフォーマンスの４つの観点から市場を分析し、ＣＭＲＳ産業では競争が有効に機能していると結論づけている。以下、主要なポイントを紹介する。…

■ワイヤレス・インスタント・メッセージで、米キャリアと大手オンライン・サービス・プロバイダーが提携関係強化

携帯電話の非音声分野で世界に大きく遅れをとっていた米国だが、インターネットを介してＰＣとのメッセージ交換が可能となってきたのをきっかけに、メッセージング・サービスの利用が拡大している。近年、特に注目されるのは、携帯電話からのインスタント・メッセージ（ＩＭ）のトラフィック増である。…

■ＦＭＣＡ（Fixed Mobile Convergence Alliance)

2004年７月、ＢＴ（英国）、韓国通信（ＫＴ）、ＮＴＴコミュニケーションズ（日本）、ロジャーズテレコム（カナダ）、ブラジルテレコム（ブラジル）、スイステレコム（スイス）、の６社が「Ｏｎｅ−Ｐｈｏｎｅ」構想に関するサービス開発について提携することを発表した。…

■中国、中古携帯電話端末の処理が問題化

中国の携帯電話加入者数は、この2004年５月に３億人を超えたと発表されているが、ここへきて買い換え後の端末の扱いをめぐって２つの問題が指摘されている。…

■Ｔ−モバイルＵＫ、新料金プラン「リラックス」を導入

Ｔ−モバイルＵＫは、2004年９月、これまでの標準型料金プラン「エブリワン（Everyone）」に代わり、「リラックス（Relax）」を導入した。Ｔ−モバイルは2004年４月から６月までの３カ月間で、同社のネットワークを利用したＭＶＮＯであるバージン・モバイルを含めて556,000人の純増加入者を獲得した。…