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海外情報
2007年8月掲載

業績好調な米国の超大電話会社
−テレビ事業も順調に立ち上げ、CATV会社の脅威に−

■FCCはデジタル・テレビへの移行で空く周波数の再割当に集中
−広帯域無線サービスの開発の好機として活用−

 このところ夏休みシーズンか、FCCの動きも低調で、あまり大きな動きもなく、その関心ももっぱら2009年2月に迫ったデジタル・テレビへの完全移行に伴う、消費者への周知の徹底と従来のアナログ・テレビの周波数である700MHz帯(698-806MHz帯)をどう再割当するかに絞られている。

 FCCは、2008年1月に計画している700MHz帯の再割当のオークションについて、「有事に際して公安当局と民間部門の協同パートナーシップを作り出すとともに、無線方式の新しい革新的な消費者むけの広帯域サービスの利用が促進されるよう」(FCCプレスレリーズ/2007/7/31) サービス・ルールを改定する新規則を発表した。

 FCCは、今回のような大きな周波数帯が空くのは、これが最後と捉え、この移行を新しい無線広帯域サービス開発・普及促進のためには逃すことのできない最後の好機と捉えるとともに、テロ対策として、有事には公安当局が民間の周波数にもアクセスできるメカニズムを作ろうとしている。さらに、今回のオークションの対象となる周波数の1/3程度は、消費者が自己のほっするデバイスとアプリケーションを自由に選択できるよう落札事業者に義務づける方策も取ることとしている。

 FCCのMartin委員長は7月24日の議会下院電気通信小委員会での証言でも、この700MHzオークションについてとくに発言し、FCCの方針を説明している。

 FCCは、かねてから広帯域サービスの普及での米国の立ち遅れに危機感をもっており、今回の再割当で無線・携帯電話の分野で広帯域サービス振興の一助としたいとしたものであろうが、いくつもの新しい政策目標を立て、それを織り込んだメカニズムを作った姿勢に敬意を表したい。

(参考)700MHz帯周波数の競売でFCCが「オープン・アクセス」原則を導入(InfoComアイ7月号)

■元気な超巨大電話会社

 2005年末に、ベル系電話会社のうち大手のSBCとVerizonは、それぞれが長距離通信会社だったAT&TとMCIを吸収合併し、SBCはAT&Tと社名を改定したのち、さらに2006年に兄弟会社のBell Southをも併合した。この二大超大型スケールの二社は活発に事業を展開しつつあり、AT&Tはトップが海外への進出の意欲も表明し始めた。ここ3か月ほどの両社の動きを見てみたい。

 両社ともにFTTHやFTTNの光ファイバ網の建設に巨額を投資し、通信事業のみならず、CATV会社のテレビ事業へ野心的な進出を展開しつつある。Verizonにおいては新しいテレビ事業も軌道に乗り出し、業績にも貢献し始めている。

 テレビ事業への進出が早かったVerizonは、各家庭まで光ファイバをダイレクトに引き込むFTTH方式をとり、テレビ事業でも従来方式に近いテクノロジーを採択したためもあって、同社のテレビ事業であるFiOSサービスは順調に伸び、顧客が最近50万の大台に乗った。申込を受け付けられる世帯数は300万に達したという。また、光ファイバ網利用のインターネット・アクセス顧客も100万の大台に乗せた。

 AT&Tは、これに対してIPTVのテクノロジーを採用したほか、光ファイバ網でも建設コストの削減を目指してFTTN(顧客宅近くのNodeまでは光ファイバだが、ラースト・マイルは従来の銅線を活用)方式をとっているため、テクノロジー面での問題が残っている模様で、立ち遅れている。

■AT&Tの動き

  • AT&TのCEO、退任を発表。COOが後継者
    ウオールストリート・ジャーナル(2007/4/27)
    AT&TのEd Whitacre CEOは6月に退任すると発表した。後任はCOOのRandall Stephensonである。
  • AT&T次期CEO、海外での買収に意欲
    ワシントン・ポスト/ロイター  (2007/5/29)
    来週AT&Tの社長兼CEOに就任予定のRandall Stephensonは、同社の海外での知名度向上のため、海外での企業買収に意欲を示した。彼は、同社はこれまで国内志向が強かったとしている。
  • AT&T、Telecom Italiaの間接所有を検討
    フィナンシャル・タイムズ (2007/4/18)
    AT&TはOlimpiaを通じてTelecom Italiaの間接所有に乗り出しているが、同社のCOOのRandall Stephensonは、アジア、中東さらには欧州も、われわれの関心を引いている」と述べた。
  • AT&T、ロサンゼルスでもU-verseテレビ・サービスを開始へ
    Multichannel News(2007/4/18)
    AT&Tはロサンゼルスでもそのテレビ・サービスであるU-verseを数週間以内に立ち上げると発表したが、地名等はまだ明らかにしていない。Time Warner Cableとの競争となる。
  • AT&T、iPhoneの立ち上げも順調
    MSNBC/ロイター(2007/4/18)
    Appleと販売契約を結んでいるAT&Tは、apple iPhoneの商用展開も順調で、ハンドセットの調達も予定通りすすんでいるとCOOのRandall Stephensonが発表した。
  • AT&T、iPhoneの独占的流通窓口に
    USA Today (2007/5/22)
    AppleのiPhoneの独占的流通窓口としての資格を確保したAT&Tは、その立ち上げの準備を進めている。多くの消費者がAT&Tになだれを打つものと見込まれている。
  • AT&T、無制限の定額メッセージング・サービスを展開
    Cellular-news (U.K.) (2007/4/26)
    AT&Tは、月額19.99ドルで、いかなる携帯電話からでも、また、いかなるタイプのメッセージでも付加料金なしで送受できる料金プランを展開している。
  • AT&T、無料のお試しHDテレビ番組
    Telephony Online(2007/4/3)
    AT&Tは、25チャンネルからなるHD番組をU-verseサービスで一年間無料の顧客獲得作戦。EchoStarやDirecTVとの提携の衛星放送でも流す。
  • AT&T、インターネット電話と携帯電話をバンドルして2地域で販売へ
    USA Today (2007/4/30)
    AT&Tはそのインターネット電話サービスのCallVantageを携帯電話と組合せオレゴン、ニュージャージの両州で試験販売を開始。
  • AT&T、ロサンゼルス地域でもテレビ事業を開始
    LA Times (2007/5/1)
    AT&Tはそのテレビ・サービスであるU-verseを南カリフォルニア地域の14都市で開始する。しかしロサンゼルスでは市当局とそのサービスの前提となる光ファイバの敷設の協議を続行している。
  • AT&T、旧Bell South地域に広帯域衛星サービスを拡充
    Convergence! Network Digest (2007/5/9)
    AT&Tは合併した元Bell Southの営業区域の9州で広帯域衛星サービスの推進に注力しており、これで同社は22州でサービスを提供することとなる。
  • AT&TのCEO、「iPhoneは戦略上重要」
    BusinessWeek (2007/6/18)
    AT&TのCEO Randall Stephensonは、同社の戦略は「家庭での通信のすべての局面を「所有すること」であるとし、IPhoneがこの戦略の核心となると表明した。
  • AT&T、iPhoneサービスの料金を設定
    American City Business Journal (2007/6/26)
    AT&Tは、iPhone サービスの料金プランを発表した。月額60ドルからで、これには450分の通話分数が含まれ、さらにデータ通信は無制限。ほかに80-100ドルのプランも。
  • AT&T、携帯電話端末で動画もシェアするサービス開始
    ワシントン・ポスト/ロイター(2007/6/19)
    AT&Tは、携帯電話端末で話しながら動画をお互いが見れるサービスを開始した。同社の「サービス融合(convergence)」戦略の一環。
  • AT&TのCEO、Vodafone買収の動きを否定
    フィナンシャル・タイムズ(2007/6/19)
    AT&TのCEOのRandall Stephensonは、AT&TがVodafoneの買収を目指しているとの噂を否定し、「欧州では大口の買収の意図はない」としたが、小口の買収はありうるとした。
  • AT&T、携帯電話センターで広帯域サービスを拡販へ
    American City Business Journal (2007/6/12)
    AT&Tは、かってBell Southとの共同所有だった携帯電話JVのCingularの小売ストアを利用して、小企業向けに広帯域サービスの販売も行うこととなった。
  • AT&T、高速通信顧客に空港等で無料のWi-Fiアクセス
    CED Magazine (2007/7/2)

AT&Tは、全国にわたり空港、レストラン、本屋等でWi-Fiにアクセスできるhot spotsをもっているが、高速通信の利用顧客に、これらに無料でアクセスさせることとした。

  • AT&T、地方の携帯電話会社を買収
    CNET/ロイター(2007/7/1)
    AT&Tは、Cellular One の商標で事業を行っている地方の携帯電話会社Dobson Communicationsを28億ドルで買収すると発表した。同社は170万の顧客を持つ。規制当局の認可が必要だが、AT&Tは年内の結了を希望している。これを受けて中小の携帯電話会社の株価が値上がりしている。
  • AT&Tの携帯電話、利益増加に貢献
  • ワシントン・ポスト(2007/7/24)
    AT&Tの第二四半期の利益は、18億ドルの前年同期に比し61%増の29億ドルとなった。同期中に150万の新規携帯電話顧客を獲得した。
  • AT&T、ビデオ・シェア・サービスを発表
    Boston Globe (2007/7/23)
    AT&Tは本日、加入者が電話通話中にビデオ・クリップをお互いに送受できるVideo Share serviceを発表した。
  • AT&T、南フロリダでビデオ事業、年内に開始
    Sun-Sentinel (Fla.) (2007/7/10)
    AT&TはフロリダのPalmbeachなどでそのビデオ事業を年内に開始し、Comcastや衛星テレビ事業者と競争を開始する。
  • AT&T、最初の都市型Wi-Fiプロジェクトを立ち上げ
    フィナンシャル・タイムズ    (2007/7/9)
    AT&Tは、本日、Riverside, Calif.で、最初の都市型Wi-Fi広帯域無線インターネット・サービス・プロジェクトを立ち上げた。
  • AT&T、DoCoMoと提携してハワイに3Gネットワーク
    Unstrung (NY) (2007/7/12)
    DoCoMoは携帯電話事業者のAT&Tと提携して、ハワイのOahu島で2007年中に3Gネットワークを展開する。その他の島でも引き続きサービスを開始する。

Verizonの動き

  • Verizon、世界でのプレゼンス強化のためGSM製品も採択
    ニューヨーク・タイムズ(2007/4/25)
    Verizonは近く、GSMにも対応できるBlackBerry社製品も顧客への提供を開始する。これまでのCDMA一辺倒を改めて世界でのプレゼンス強化をはかる。
  • Verizon Wireless、iPhoneの競争事業者を目指す
    Information Week (2007/5/23)
    Verizon Wirelessは、AppleのiPhoneの競争相手を目指し、独自の製品を開発中であり、この夏遅くには立ち上げか。
  • Verizon、携帯電話で好調。第一四半期は減益
    ニューヨーク・タイムズ  (2007/4/30)
    Verizonは、第1四半期に170万の新規の携帯電話顧客を獲得し、6,700万に達したが、同期の利益は15億ドルに減益した。
  • Verizon、四重プレーを今年中に展開
    ロイター(2007/5/16)
    Verizonは、音声、ビデオ、高速インターネット、携帯電話を組み合わせた四重サービスを今年遅くにはいくつかの市場で提供する計画である。COOのDenny Striglが発表した。
     ケーブル事業者もSprintと提携して四重サービスの展開を計画しつつあるが、彼によれば、「Verizonはすべてのサービスを一つの屋根の下に既にもっているので、ケーブル事業者よりも早く提供できる」としている。
  • Verizon、28の大都市で移動テレビ・サービス
    Multichannel News (2007/5/16)
    Verizon Wirelessは、V Cast Mobile TVサービスを、ニューヨーク、ロサンゼルス、フィラデルフィア、アトランタ、インディアナポリス等で提供している。この8チャンネルのライブTVサービスは3月に開始されたが、いまや、28市場で提供している。
  • VerizonのFiOSテレビの加入者数、500,000加入に近づく
    Mediaweek (2007/6/20)
    FiOSテレビは既に300万の家庭で申込可能となり、加入者数もすでに500,000の線に近づいているとVerizonが発表した。また、同社のFiOSインターネット加入者も最近100万の大台に乗ったとしている。
  • Verizon、FiOSサービス利用のHDビデオ・オン・デマンド・サービス近い
    ワシントン・ポスト/ロイター(2007/6/18)
    Verizonのテクノロジー担当役員は、FiOSを利用したHDのビデオ・オン・デマンド・サービスの提供が近い将来に迫ったと言明。
  • Verizon、超遠距離光ファイバ網計画の半分を達成へ
    Converge! Network Digest (2007/6/12)
    Verizonは今年、その超遠距離光ファイバ網計画(ultra long haul network)にさらに6,000マイルを追加する計画であり、これが実現すれば、50,000マイルの米国中の全光ファイバ網計画の半分を達成することとなる。
  • VerizonのFiOSテレビのフランチャイズ増加
    Multichannel News (2007/6/13)
    VerizonのFiOSテレビ事業用のフランチャイズ免許は、Virginia のNewport NewsとNYのLIでのOld Fieldを新たに加え、FloridaのPasco郡でもサービスを開始した。
  • Verizon、iPhoneに対抗意欲
    ZDNet/CNET (2007/6/20)
    VerizonのCEOのSeidenbergは、iPhoneとその販売代理のAT&Tに対抗してV Cast musicやV Cast TVが十分に競争できると確信している。さらに、iPhoneは以前Verizonのsmartphoneやデータ・サービスを断念した顧客の触発効果があると信じている。
  • VerizonのFTTH、100万に。FiOSテレビは50万に。収益面での収穫開始
    Cnet News.com (2007/7/6)
    [Verizonのテクノロジー担当役員Mark Wegleitnerとの会見模様]
    過去3年間、VerizonはFiosネットワークの建設に取り組んできたが、これは、光ファイバを直接顧客宅まで引き込むFTTH方式である。これでいわゆる「トリプルプレイ」を提供することを目指しているが、既に100万のFTTH顧客を獲得し、そのうち50万はテレビ・サービスも提供している。インターネット・サービスでは毎秒50megabitsに達しており、さらに100Mbpsのテストを開始している。
  • Verizon Wirelessの加入者数6,210万に
    Forbes/AP (2007/7/19)
    6月30日で終わる四半期で100万以上の新規加入者を獲得。
  • VerizonのFiOSサービス好調
    CNNMoney.com/ロイター   (2007/7/30)
    第二四半期のVerizonの利益は16億ドルから17億ドルに伸び、売上高も6.3%伸びて233億ドルとなった。FiOSインターネット・サービスは20万、FiOSテレビ・サービスは16.7万の新規顧客を獲得した。
  • FiOSテレビ、封切り前のディズニー映画を上映
    Screen News (2007/7/26)
    前評判の高いディズニーの”High School Musical 2”を8月17日の封切り前にFiOSテレビで放映する。

■AT&T/Verizonのテレビ事業好調の背景に各州での州一本のフランチャイズ免許制度

 以上のように両社ともに実に多様な取り組みを意欲的に行っているが、やはり最大のポイントは、CATV会社と競争が先鋭化しつつあるテレビ事業の動向である。

 先述のようにスタートが早く、いわば旧来のテクノロジーをベースにしたVerizonは、すでに50万のテレビ顧客を獲得したが、その背景では、各州で州法により採択されはじめている州一本のフランチャイズ免許制度が大きく貢献している。従来は、全国で3万にものぼるといわれる郡/市/町ごとのフランチャイズ免許であったため、新規参入の電話会社がフランチャイズを取得するには大変な手間と時間がかかるはずであった。

 これを簡素化して州一本の免許で足りるという便法に各州が動いたのは、ほぼ地域独占で料金を値上げしてきたCATVケーブル事業者への反感が大きいとされる。連邦議会でも連邦法として同様な趣旨も盛り込んだ競争促進法案が提案されている。州一本の免許は、テキサス州が最初であったが、最近でも、次のようにどんどん取り入れられつつある。

  • Georgia州でもビデオ新法
    Journal and Constitution (Atlanta) (2007/5/31)
    Georgia州知事はビデオ・フランチャイズ法に署名し発効させた。AT&Tはその直後に同州でのネットワーク改善のために今後3年間に5億ドルを投ずると発表した。
  • Ohio州でも州単位のテレビ免許制へ
    Akron Beacon Journal (2007/6/27)
    Ohio州知事も、市町のテレビ免許制から州一本の免許制に移行する法律を発効させた。競争が促進されることとなろう。

■FTTHかFTTNか。両社のテクノロジー戦略の違い

 冒頭でも触れたが、VerizonはFTTH、AT&TはFTTNと、テレビ事業の土台となる光ファイバ網のテクノロジー政策が違っている。この点についてVerizonのテクノロジー担当役員Mark Wegleitnerは、次のように説明している。Cnet News.com (2007/7/6)

  • ライバルで最大の電話会社のAT&Tは、顧客宅の近くまでは光ファイバだが、ラーストマイルは既存の銅線を活用する方式(FTTN)であり、Verizon方式を批判する者たちはFTTHでは180億ドルも余分な設備投資が必要だとしているが、Verizonは長期的に見ればFTTHが正しいとしている。
  • 人々のインターネット利用は、今後、多様化し増加する一方であり、通信インフラ容量への需要は増大する。ネットワークは頑丈で、かつフレキシブルでなければならず、われわれは今後15年間は再び地面を掘り返さないでよいように物理的インフラを作っている。FTTHだけが必要な余力(headroom)を確保できるテクノロジーだとの結論に達した。
  • DSLやFTTNという AT&Tの戦略が間違いだとは言わないが、問題は数年先のことだ。もちろん別のテクノロジーが出てくるかもしれないが、われわれとしては、光ファイバが余力を保障してくれることに賭けた。
  • AT&Tのやり方でも、将来、可能性はある。しかし、われわれは、IPTVテクノロジーやVDSL2テクノロジーが熟するまで待つことはしなかった。
  • BPONテクノロジー(データを光ファイバで運ぶ方式)は、すでにその成果が十分に認められ始めており、これもわれわれの選択の意思決定の一つの要因となった。
  • 現在のFiosテレビは、伝統的なケーブル・インフラで流されている反面、ビデオ・オン・デマンドはIPを用いている。しかし一方でVerizonは、将来はすべてのビデオをall-IPネットワークで運ぶようにし、重複したネットワークは撤去していく方針である。
  • 多くの州では現在の最高伝送速度は、ダウンロードが50Mbps、アップロードが5Mbpsだが、従業員の間では100Mbpsサービスのテストを行っており、成功している。それはBPONテクノロジーを利用している。われわれはさらに、GPONテクノロジーも展開中であり、これを用いれば100Mbpsをより容易に実現できる。
  • 100Mbpsは、果たして家庭で必要かという疑問に対しては、HDテレビが3台同時に使われるとか、さらにゲームもインターネット・サーフィンもということもあろう。案外早い時期にこうした大容量が求められる時が来よう。一般の顧客が容易に多様で複雑な機器やサービスを利用できるようuser-centered designにも配意していく。
寄稿 木村 寛治
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