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2012年11月29日掲載 |
2012年11月にフランスのポータルサイト「Cityvox」が携帯電話のNFC (Near Field Communication:近距離無線通信) を活用してレストランなどの店舗情報検索や店舗の評価、お気に入りレストランの投票ができるサービスを開始した。 「Cityvox」はフランスのレストラン、シアター、シネマ、バーなどの情報が掲載されているポータルサイト。日本や世界でもよく見かけるようなサイトである。 (図1)CityvoxのNFC対応スティッカー
このスティッカーにNFC対応スマートフォンをかざすだけで良い。 ![]() (出典:Cityvox) 店側の積極的な取組みで広がるNFC利用シーンフランスではNFCのトライアルや商用化に積極的である。またスマートフォンも普及している。 (図2)Cityvoxでのお店のページ
Cityvoxに加盟している店舗で利用者は店先に貼っているスティッカーに携帯電話をかざすだけでよい。非常にシンプルである。それでお店の投票をしたり、評価を書き込んだりできる。 NFCのスティッカーにスマートフォンをかざすだけで店舗の評価やコメントが出来るようになれば、お客様に良いコメントを書いてもらったり、投票してもらうために、店側もスマートフォンでの操作方法を学習してお客様に教えていく。そこで教えてもらったお客様は他の店舗でも利用していく可能性が高い。そのようにしてスマートフォンでNFCを活用した利用シーンが日常生活の中に入ってくる。 NFCはただの手段NFCはただの手段であり、難しいものではない。日常生活の中でのありふれたシーンに入ってくれば、それがNFCだと認識するまでもなく使われるようになる。NFC搭載の携帯電話端末は2012年に約1億200万台出荷され、2017年には19億5,000万台になると予測されている(ABIresearch 2012.11)。NFCが携帯電話に搭載されていても実際の利用シーンがなければ、誰も使わない。 (参考)Cityvox *本情報は2012年11月29日時点のものである。 |
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