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2013年1月22日掲載 |
2013年1月、東ティモールに新たな通信事業者が登場する。これによって、2002年の東ティモール独立から続いてきたTimor Telecomの独占は崩壊し市場に新たな競争が生まれる。 新会社インドネシア系「Telin」インドネシアで「Telekomsel」のブランドで通信事業を提供している最大手のPT Telekomunikasi Indonesiaが東ティモールでTelinという通信事業者を新たに設立する。 1社独占だったTimor Telecom東ティモール独立後、固定網、移動体、インターネット通信を独占していたのは、ポルトガルテレコム系のTimor Telecomである。東ティモールでは他の新興国と同様に固定電話、ブロードバンドの利用は非常に少ない。固定電話は約3,000加入で世帯普及率は2%以下(2011年時点)である。利用者と収入のほとんどが移動体通信である。同社は保有する周波数のうち850MHzをGSMに、900MHzと2.1GHzを3Gに利用している。
(図1)Timor Telecomが販売している携帯電話
(出典:Timor Telecom) 新たな競争導入による市場の活性化に期待独立後10年以上が経ち、独占だった通信市場に競争が導入される。東ティモールは人口110万人で決して大きな市場とは言えない。しかし競争が導入されることによって利用者にとってサービスプランや商品の選択肢が増えることによって市場が活性化していくことが期待される。 現代のようにグローバリゼーションが発展した社会ではコミュニケーションは重要な手段であり、それらを支えているインフラが通信である。通信の発展はグローバリゼーションに向けて重要である。東ティモールの通信市場に競争が導入され、「安くて使いやすい通信」を簡単に入手できることによって人々の生活が発展し経済が成長すること期待している。 (参考) 【参考動画】Timor Telecomの広告 *本情報は2013年1月20日時点のものである。 ※1 Jakarta Globe(2013), “Telkom Taps East Timor Market,” Jan 19,2013 http://www.thejakartaglobe.com/corporatenews/telkom-taps-east-timor-market/566249
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