ホーム > Global Perspective 2013 > |
![]() |
2013年12月24日掲載 |
2013年クリスマス・ホリディシーズンのアメリカでのAppleのテレビ広告が国内外で注目を集めている。” Misunderstood”というタイトルの広告動画で2013年12月16日に公開され、1週間で400万以上再生された。まずは見てみよう。 【参考動画】 ビデオ前半ではクリスマスホリディーに集う家族団欒になじめない少年が1人でスマートフォンを見つめて自分の世界に没頭している。「メリークリスマス」と声をかけられるのも倦怠感すら滲み出ている。10代の少年にありがちなシーンであり、こういう思いをしている少年はアメリカだけでなく日本や世界中にたくさんいるだろう。 そしてビデオ後半では、一家団欒しているところで突然テレビをつけて、家族の楽しいシーンが写し出され、家族らが温かくクリスマスを過ごす、という夢のようなストーリーを動画にした広告である。 アメリカでも少年らがスマートフォンやゲームに夢中になって家族や学校で友人らと馴染めないことは問題になっている。特にiPhoneが大人気のアメリカでは、それを提供しているAppleとしては気にしているのだろう。 一方でAppleが提供する技術やサービスの詰まったプロダクトを使えば、もっと楽しいことができるよ、ということのアピールを行っている。これだけ世界中で再生されて話題になっているということは、世界中で同じような悩みを抱えた家族が多いのではないだろうか。 AppleのCMのように全てのことがハッピーエンドになることはない。むしろハッピーエンドなんてない方が多い。それでも最先端の技術やサービスを使えば、今までと違った世界が広がるよ、ということが世界にアピールできれば、それでいいのではないだろうか。 クリスマスホリディーの家族団欒の時に、一人でスマートフォンやゲームに没頭している少年、少女がいたら、「AppleのCMみたいに楽しいムービー撮ってよ」と親子や親戚同士の会話のネタにもなるだろう。それだけでも、このAppleのCM動画の効果は十分なのではないだろうか。日本の正月でも同じようなシーンはたくさんあるだろう。現在のスマートフォンは様々な機能を備えている。スマートフォンをきっかけにして家族や親戚で楽しく過ごしてはいかがでしょうか。 *本情報は2013年12月20日時点のものである。 |
▲このページのトップへ
|
InfoComニューズレター |
Copyright© 情報通信総合研究所. 当サイト内に掲載されたすべての内容について、無断転載、複製、複写、盗用を禁じます。 InfoComニューズレターを書籍・雑誌等でご紹介いただく場合は、あらかじめ編集室へご連絡ください。 |