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2014年7月29日掲載 |
アメリカの通信事業者AT&Tが1993年から1994年にかけて放送したテレビ広告”You Will” シリーズがある。これはAT&Tが近未来の予想をした内容を映像で表現している。今から20年前、まだ一般の人々が携帯電話やインターネットを利用することがなかった時代の未来予想図である。 まずは、AT&Tが予想した未来に関して7本の広告動画を掲載するので、ご覧頂きたい。 【参考動画】 AT&Tが予想した未来の世界“You Will”広告そこでは以下のような1993年に考えられていた近未来のシーンが放映される。
20年前の未来予想を見てみると、当時は夢のような社会だったことが、着実に実現されていることがわかる。時代は進化している。これから先20年後にはどのような社会になっているのだろうか。 今見返してみると興味深い。現代社会においては当然になってしまったようなシーンもたくさんある。また、バカンス中からタブレットで「FAXを送る」(電子メールではない)のは、電話会社らしい発想である。 ちょうどこの広告が放映されていた頃、私はアメリカにいたのだが、この広告は全く記憶にない。たしかにインターネットも携帯電話もなかったが、それでも生活はできたし、学校にも行っていた。現在、あの頃と同じような生活に戻れるかというともう戻れない。 なお、当時のAT&Tの主力サービスは音声通話の電話である。消費者向けのテレビ広告も電話料金の安さと音声の品質を追求したものであった。 【参考動画】 AT&Tの1993年のテレビCM(電話の料金について) AT&Tの1994年のテレビCM(音声品質について) *本情報は2014年7月28日時点のものである。 |
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