情報通信ニュースナビ〜料金請求書の統一にみるサービス統合への動き
9月23日、NTTグループの再々編について一部で報じられた。NTT持株会社は同日午前中にこの報道を否定したものの、その報道の影響は大きく、NTTの競争力強化を警戒して反発の声も聞かれた。「再々編」が意味する内容が曖昧なまま話を進めるのは不適切だが、業界関係者の多くはその是非を別にして、報道そのものについて「十分に考えられることだ」という受けとめ方をしている。130万人という日本最大級の株主数があるNTTにとって、株主価値最大化を目的とするいかなる企業行動も、他の株式会社がそうするのと同様に本来なら支持されるべきであるが、実際には単純にそう割り切れないところに難しさがある。
9月23日の報道が、あり得ることとして受けとめられた背景としては、これが通信業界全体の動向と整合していたからと考えられるだろう。つまり、サービスの統合や連携の動きは、NTTグループに限った話ではなく、通信業界全体として進んでいる方向なのだ。そこで今回はサービスの統合や連携への動きについて、9月のニュースを振り返ってみたい。
この意味で象徴的だったのが、NTT持株会社の和田社長による9月23日の記者会見である。和田社長は、会見のなかで、グループ各社の通信料金請求書の一本化を本格的に検討していることを明らかにした。報道によれば、検討を進めている具体的な事業者はNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモとされる。
通信料金請求書の一本化や一括送付をめぐっては、KDDIが今年5月に固定通信(インターネットを含む)と移動通信の両方を一つにまとめて請求するサービス(「まとめて請求サービス」)を始めている。固定通信と移動通信の請求書を一つにまとめるだけにとどまらず、それぞれのポイントプログラムを合算できたり、固定通信の月額基本料が割引になったりするメリットもあわせて提供している。利用者の視点に立ち、利用者の利便性の向上を実現した試みの一つといえるだろう。
NTTグループ各社でも、すでに請求書の一本化や一括送付の取組みは行っているものの、これらは個々の事業者の中に閉じられたもので、事業者間の壁が取り払われているわけではなかった。今回明らかにされたNTTグループ各社の通信料金請求書一本化の本格的な検討は、事業者間の壁を超えていこうとするものであり、その点で、いつ実現できるかに注目が集まる。
実際のところ、固定電話も携帯電話もインターネット接続も、利用者の立場からすれば通信サービスであることには変わりはない。サービスの提供主体が異なるがために、別々に発行される請求書を受け取るより、一括の請求書として受け取りたいというのは、利用者にとっては極めて自然な要望である。
こうした利用者の要望に応えていこうとする請求書一本化は、表向きには利用者の利便性の向上策であるといえるが、一歩引いて見れば、通信事業者間のサービス競争の行く末を象徴するものとして捉えることもできる。つまり、幅広く利用者のニーズを満たし、利用者を自社の顧客として末永く囲い込もうとする施策の一環である。個人か法人かを問わず、利用者は常に通信費用をできるだけ節約しつつ、その上でしっかりニーズを満たしたいと考えている。利用者のニーズが多様化してきている状況のなかで、利用者のニーズを満たすことのできる事業者は利用者に支持され、そうでない事業者は支持されない。今後ますますこの傾向は強まってくると考えられる。固定通信や移動通信といった、通信事業者の事業部や事業会社の枠組みでのサービス提供の域を越え、利用者に支持されるためのサービスを総合的に提供できるような戦略が通信事業者には求められてくる。
和田社長の会見が行われた同じ日、NTT東日本とNTT西日本は無線LANサービス「フレッツ・スポット」を10月下旬に統合することを発表した。請求書一本化と直接的に関連づけられて発表されたものではないとはいえ、これも事業会社の枠組みを超えたサービス提供の取組みの一つである。無線LANサービスの統合の例に見られるようなサービスの連携や融合の動きは今後も加速していくだろう。とかく料金の引き下げや値引きキャンペーンという「お得感」の訴求に終始していた通信事業者間の利用者獲得競争が、新たな競争の段階へ進んだとみれば、これは利用者にとって歓迎すべき動きといえる。
新サービス・キャンペーン・その他のニュース
【NTTグループ】
- l NTTコミュニケーションズ(HP 9月1日)インターネット接続サービス「OCN」において、ISP事業者や大企業向けの「10GBASE−LR」インターフェースを利用した10GbpsEthernet(IEEE802.3ae準拠)メニューを追加。料金は月額2,300万円から。
- NTT西日本(HP 9月5日)平成17年9月8日(木)から9月11日(日)にわたって開催される 「2005ITU世界トライアスロン選手権 蒲郡大会」の大会模様を「フレッツ・スクウェア」とNTT西日本公式ホームページにおいてライブ配信する。
- NTT西日本(HP 9月6日)台風14号上陸の被災者の円滑な連絡を確保するために「災害用伝言ダイヤル(171)」及び「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」を9月6日15時20分から運用開始。
- NTTアイティ(HP 9月6日)短時間で簡単にホームページから映像カタログ等をストリーミング配信できるオールインワンソフトウェア「MediaOrchestra」を発売。
- NTTレゾナント(HP 9月7日)インターネットポータルサイト「goo ブログ」において、「愛・地球博市民プロジェクト」公認の市民運営によるブログ「万博市民ブログ」を開設。
- NTT西日本(HP 9月8日)NTT西日本広島支店は広島県内における光ブロードバンドを活用した在宅テレワークを開始。チャレンジド(障害のある方)の方々によるデータ入力・編集業務などを実施する。
- NTTカードソリューション(HP 9月8日)レーベルゲートが運営する音楽ダウンロードサービス「Mora」にて利用できるプリペイド式電子マネー「NETCASH(ネットキャッシュ)」による決済サービスを利用した専用プリペイドカード「Mora Music Card」の発売を決定。
- NTTコムウェア(HP 9月12日)9月20日からエンタープライズ指紋認証ソリューション「E−UBF」の指紋認証方式を搭載した入退室管理システム「e−UBF Lock」を販売開始。入退室管理とPC端末管理を一元的に提供する。
- NTTアドバンステクノロジ(HP 9月12日)9月14日(水)よりeコマース・Web通販サイト等での高リアリティ3D画像データ合成システム「AmazeART」を用いた、3D画像表示サービスの無料トライアルを開始。
- NTT東日本(HP 9月13日)朝日放送と共同で弘兼憲史氏原作「黄昏流星群」をラジオドラマ化しABCラジオおよび文化放送で放送されるラジオ放送「流星倶楽部」を、PodCasting等を利用してNTT東日本が提供するフレッツご利用者専用サイト「フレッツ・スクウェア」で配信する。
- NTT東日本、NTT西日本(HP 9月15日)平成17年10月26日より「フレッツ・スポット」の東西相互ローミングおよび複数の無線LAN機器への対応を可能とする機能拡充を開始。
- NTT東日本及、NTT西日本(HP 9月15日)平成17年9月22日(木)から「ひかり電話ビジネスタイプ」のオプションサービス「IPセントレックス機能」に対応したモバイルIP電話端末「Netcommunity SP−PHONE−WS」を販売開始。
- NTT東日本(HP 9月15日)従来東京23区、横浜市の駅や空港を中心に設置してきた「フレッツ・スポット」のアクセスポイントを、平成17年11月よりNTT東日本エリア全17都道県に設置エリアを拡大。
- NTT西日本(HP 9月26日)平成17年9月28日(水)からJRコミュニケーションズと協力し西日本グループの運営するJR西日本主要駅周辺のカフェ、JR西日本の各主要駅・駅ビル内に公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」を利用できる「フレッツ・スポット カフェ」を開設。
- NTTPCコミュニケーションズ(HP 9月26日)「WebARENA SuitePRO」の新機能として「ポート監視サービス」を9月27日から提供。
- NTT西日本(HP 9月26日)10月3日よりフレッツ・v6アプリを利用して(株)オン・デマンド・ティービー社が提供する映像コンテンツをご家庭のテレビで視聴するためのブロードバンド映像受信端末「Picture Mate PC−STB1」の販売を開始。
- NTTPCコミュニケーションズ(HP 9月27日)9月28日からスカイウェイブと共同でBフレッツ、フレッツ・ADSLを利用して、VoIPによる一斉放送を可能にするサービスを提供開始。
- NTT−ME(HP 9月27日)10月1日より「PC訪問設定サービス」を提供開始。また、10月1日より12月31日まで「WAKWAK 光 with フレッツ」において初期費用無料、月額基本料金一定期間無料に加え、「PC訪問設定サービス」の基本設定メニューを無料で提供する「WAKWAK 光 with フレッツ グッドバリューキャンペーン」を実施。
- ぷららネットワークス(HP 9月27日)法人向け「BUSINESSぷらら」において9月28日(水)より専用サーバタイプのホスティングサービス「MultiStage Pro」の提供を開始。
- NTTコムウェア(HP 9月27日)9月30日よりIP電話の通話を録音し、音声ファイルをサーバ上で保存・管理して、パソコンから簡単に再生やメール添付が可能な通話録音ソリューションを「ビジネスコミュニケーション SS70V」に追加。
- NTT西日本(HP 9月27日)9月30日より「N.prosol」の新しいラインアップとして「屋内無線ソリューション」を提供開始。
- NTT東日本(HP 9月27日)10月1日より「FLET’S 秋冬のお得キャンペーン」を実施。Bフレッツ2ヵ月無料、フレッツ・ADSL3ヵ月無料、モデム6ヵ月無料、FLET’S.Net最大3ヵ月無料となる。
- NTT(HP 9月27日)慶應義塾大学、日本電信電話株式会社、カリフォルニア大学サンディエゴ校, イリノイ大学シカゴ校、Pacific Interface社は共同で国際会議“iGrid2005”においてHDTVの4倍の解像度を有する800万画素の超高精細映像の太平洋横断(慶應義塾大学〜カリフォルニア大学サンディエゴ校)リアルタイム配信実験を世界で初めて成功させ、4Kデジタルシネマ規格の超高精細映像を地球規模のギガビットIPネットワークでライブ配信し、学術・教育・医療・文化面で利用できることを実証。
- ぷらら(HP 9月28日)ソフトバンクBBとIP電話基盤の相互接続を開始。ぷらら発−ソフトバンクBB着は10月3日より、ソフトバンク発−ぷらら着は10月1日より順次提供開始。
- ぷらら(HP 9月28日)「4th MEDIA」の対応端末として従来のセットトップボックス型端末に加え、東芝が発売するデジタルハイビジョン液晶テレビ「東芝Z1000」が新たに追加となった。
- NTT−ME(HP9月28日)10月1日よりソフトバンクBBとVoIP基盤ネットワークの相互接続を開始。
- NTTコムウェア(HP 9月28日)ICタグ商品管理システムを高島屋東京店、新宿店、横浜店の婦人靴売場に導入する事が決定。
- NTT東日本(HP9月29日)9月30日より「サザンクロスPCシリーズ」2005年「秋・冬モデル」6機種を販売開始。
- NTTデータ(HP 9月30日)イッツ・コミュニケーション、東急セキュリティと共同で横浜市青葉区みたけ台地区において実施した、ICタグを利用した子供見守りサービス「アイセイフティ実証実験」の結果を発表。
- NTTコミュニケーションズ(HP 9月30日)10月3日より企業向けIP電話サービス「.Phone IP Centrex」にFOMAN900iLを利用した「Centrexバリューパック(モバイルタイプ)」を提供開始。
【KDDIグループ】
- KDDI(HP 9月7日)11月中旬から「DION」における携帯電話ユーザー向けの迷惑メール対策として、「Outbound Port 25 Blocking」による規制を開始。
- KDDI(HP 9月14日)9月21日より「ADSL レギュラーコース3M(e)」および「IP電話&ADSLレギュラーコース3M (e)」を新たに追加。月額料金は1,963円、モデムレンタル料525円、初期費用840円。
- KDDI(HP 9月14日)12月より「マッチングBB」の口座振替をau利用料金とまとめて支払いできるようにする。
- KDDI(HP 9月20日)10月1日より法人向けインターネット接続サービス「KDDIインターネット」においてURLフィルタリング、ウイルス対策、ファイヤーウォール、IPS、ワームの検知など多彩なの機能を持つ「セキュアライン」を提供開始。
- KDDI(HP 9月22日) 平成17年12月よりひまわりネットワーク株式会社はひまわりのケーブルテレビ網とKDDIの全国網を活用した電話サービス「ひまわりネットワークケーブルプラス電話」を順次開始。
- KDDI(HP 9月22日)2005年10月よりケーブルウエストは、ケーブルウエストのケーブルテレビ網とKDDIのCDNを利用した活用した電話サービス)「ケーブルウエストケーブルプラス電話」を開始。
- KDDI(9月26日)10月1日より「KDDIホスティングサービス」の標準サービスディスク容量を拡大。
- KDDI(9月28日)10月1日から法人顧客向けにITインフラ整備のニーズ分析から最適なシステムおよびネットワークの設計、構築、運用までを一貫して請け負う「KDDI ITおまかせプラン」を提供開始。
- KDDI(9月29日)10月1日より「光プラスTV」のVOD「円谷チャンネル−BB」の新しいコンテンツとして、円谷プロの空想特撮シリーズ第3弾「ウルトラセブン」を提供開始。
HP 9月29日
【ソフトバンクグループ】
- ソフトバンクBB(HP 8月29日)10月3日より公衆無線LAN、「AIREDGEE」と「au」携帯端末に対応したインターネット接続サービス、海外ローミングサービスを併せた「おでかけアクセス」を提供開始。
- ソフトバンクBB(HP 9月1日)「BBTV」サービス規約(約款)を改定。従来ソフトバンクBBが提供するネットワーク回線でのみ利用可能だったところに、「SoftBank ブロードバンドサービス」を対象サービスとして追加。
- BBモバイル(HP 9月5日)BBモバイルが総務大臣宛に特定基地局開設計画認定申請書を提出。
- クラビット(HP 9月6日)は「G−Cluster」を英国ゲームメーカーCodemasters Softwareに提供開始。HP 9月6日
- ソフトバンクBB(HP 9月6日)9月6日付で岩手県競馬組合は岩手県競馬組合が主催する競馬レースの勝馬投票券をソフトバンク・グループがインターネット経由で販売することなどについて合意。
- ソフトバンクBB(時事通信企業ニュース 9月16日)テレビ番組のインターネット配信の乗り出す方向で民法キー局5社と調整を進めていることが明らかになった。サービスは専用サイトを利用したVOD形式で、収益はサイトの広告収入が核となるが、一部番組の有料化も検討。
- 日本テレコム(HP 9月21日)9月20日に総務省関東総合通信局から1.5GHz帯の周波数を使用した実験用無線局の免許を取得。
- ソフトバンクBB(HP 9月28日)10月1日より順次『BBフォン』の相互接続先を拡大。10月1日よりフューョン・コミュニケーションズ、10月3日よりエヌ・ティ・ティエムイー、10月3日よりぷららネットワークス、10月5日よりエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズからの着信接続を行う。
- クラビット(HP 9月28日)「週刊少年マガジン」はwebサイトにクラビット((株))の「ブロードメディア@CDN」のコンテンツ配信サービスを採用。
- 日本テレコム(HP 9月28日)10月1日より11月30日まで「ODN」及び「JNES SpinNet」において「Go!Go! Softbank HAWKS」キャンペーンを実施。
- クラビット(HP 9月28日)カプコンのゲームを「G−cluster」を使ったゲームオンデマンドサービスで提供する契約を締結。
HP 9月29日
- ソフトバンクBB(HP 9月30日)10月1日より「BBセキュリティ」のサービス拡充とASP事業者向け販売を開始。同時にBBセキュリティセキュリティポータルサイトを大幅リニューアル。
【USEN】
- USEN(BroadBand Watch 9月1日)「Gyao」にて9月10日より映画「深紅」のオンライン試写会を9月1日から11日まで実施する。
- USEN(BroadBand Watch 9月5日)「Gyao」にて9月11日の開票速報ライブ番組を配信。
- USEN(BroadBand Watch 9月16日)「OnGen」にてジェネオンエンタテイメントの楽曲配信を開始する。
- USEN(BroadBand Watch 9月28日)9月28日より「OnGen」にて宇多田ヒカルのニューシングル「Be My Last」の配信を行う。
- USEN(BroadBand Watch 9月30日)10月8日から10月10日にかけて「GyaO」にてリチャード・ギアらが出演する映画「Shall we Dance?」のオンライン試写会を実施。
- USEN(日本経済新聞 9月30日)テレビ東京は「GyaO」にインターネット配信用のテレビ番組として10月9日に生放送するシカゴマラソン、10月に始まる音楽番組の特別版を提供予定。
【電力系グループ】
- OTNet(HP 9月1日)ゲオBBとインデックス沖縄は共同で、OTNet「ひかりふる」会員向けの映像配信サービス「GEO@チャンネルonひかりふる」を9月1日より開始。
- CTC(BroadBand Watch 9月1日)中部電力とゲオBBは、中部電力の光ファイバ接続サービスを利用したホーム・エンターテインメント・サービスについて、共同で展開することで合意したと発表。共同展開の第1弾として、iPod Shuffleなどを抽選でプレゼントするキャンペーンを9月30日まで実施。
- HTNet(9月5日)「050番号」および「0AB〜J番号」による法人向けIP電話サービス「HTNet−IPフォン」の提供を開始。同時に「HTnet CPEパックサービス」に、「IP電話アダプタ」および「レイヤ2スイッチ」を追加。
- QTNet(9月8日)9月8日から、「九州の環」(愛称:Q−ring)を開設。景品が抽選で当たる「九州の環 Q−ringオープニングキャンペーン」を10月16日まで、口コミ情報を投稿すると抽選で商品券が当たる「九州の環 Q−ring口コミキャンペーン」 を9月30日まで実施。
【その他のグループ】
- ジュピターテレコム(HP 9月1日)9月1日付で人事異動を実施。伊藤聰ジュピターテレコム企画・管理担当役員補佐 兼 文書法務部長 兼 ジェイコム関東代表取締役社長が調布ケーブルテレビジョン代表取締役社長を兼任する。
- ジュピターテレコム(HP 9月2日)ジェイコム関東およびジェイコム東京は並木不動産(ナミキ建設のグループ会社)と「J:COM NET 光」の導入について包括契約を締結したと発表。
- ジュピターテレコム(読売新聞 9月7日)取材において森泉知行社長は、MVNO方式による携帯電話事業参入の方針を明らかにした。
- ジュピターテレコム(HP 9月7日)携帯電話事業参入について、「提携交渉先などを含め、事業内容について正式に決定した事実はない」と発表。
各社幹部発言録
- USEN(日経金融 9月6日)取材において宇野康秀社長は、無料ブロードバンド放送「GyaO」について、「絶対に成功させる。会員数の伸びは計画を若干上回るペース。下期で1,000万人を突破させたい」と述べる。
- ジュピターテレコム(読売新聞 9月8日)取材において森泉知行社長は、ケーブルテレビ局の買収について「優先順位は関東・関西で、今5か所くらいと話をしている」と述べた。
- NTT持ち株会社(HP、日本経済新聞 9月15日)定例会見で和田社長は、昨年11月発表の中期経営戦略について「順調に取組みが進んでいる」との認識を表明。また、NTT東西の無線LAN事業の連携に関連して、「多様化し高度化する消費者ニーズに対応するためにも、各社が連携し相乗効果を高めていく」とした。
- KDDI(Broadband Watch、朝日新聞 9月21日)定例会見で小野寺社長は、NTT持ち株会社和田社長の会見を受けて「法で規制したもの以外なら自由という考えを持たれると、日本の通信の発展のために良いことではない。これまでの競争促進政策に逆行し、独占性がますます強まる」と言及。東京電力との提携については「話し合いをしているのは事実。公式見解以上のものはない」と述べた。
数字で読む
- スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(HP 9月1日)H17年8月の総登録者数3,936,938(前月対比17,506増)。H17年8月の個人契約者数3,401,391(前月対比14,507増)。
- USEN(HP 9月5日)H17年9月4日に「Gyao」の視聴登録者数が200万件を達成。