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国内通信業界〜この一ヶ月
2005年11月掲載
10月のネットワーク市場 I N D E X
情報通信ニュースナビ 〜融合と提携の通信市場〜
新サービス、キャンペーン、その他のニュース
 NTTグループ
 KDDIグループ
 ソフトバンクグループ
 USEN
 電力系グループ
 その他のグループ
各社幹部発言録
数字で読む


情報通信ニュースナビ 〜融合と提携の通信市場〜

 10月1日にKDDIはツーカーグループ3社を併合した。それに伴いツーカーからauの携帯電話にポイント、長期割引、電話番号を引き継いで契約変更をすることのできるサービスを開始したところ、予想外の申し込みの多さに処理能力が追いつかず、受付を一時的に停止することとなった。通信市場において顧客の囲い込み戦略が重要であるとは古くから言われていたが、事業者変更の障壁が取り外され、実際に多くの利用者が移動した事例としては本件が初めてではないだろうか。2006年のナンバーポータビリティを迎えるにあたって、電話番号や長期割引などを引き継ぐ事ができるのであれば、多数のユーザーが現在のサービスの魅力に応じて事業者を乗り換えるであろう事が予想される。

 通信市場は各事業者が様々な囲い込み戦略を実施しており、昨今では市場が飽和しつつある携帯電話市場においては、ひとたび獲得した顧客をいかに逃さないか、そして獲得した顧客をいかに自社の他サービスへと誘導するかが重要なポイントとなっている。他方、2004年末のブロードバンドは加入世帯率が6割となっており、いまだ2000万世帯近くの潜在的な加入世帯が残されている。情報通信サービスはいったんサービス契約をしてしまうと、後の他事業者へのサービス乗り換えがしにくいため、残された2000万世帯をどれだけ獲得するかは固定系事業者にとって重要な課題であろう。今月正式に発表されたKDDIグループと東京電力の提携では、KDDIグループがパワードコムを吸収合併することで自前の固定インフラによる固定サービス提供を行うことが可能になる。また、東京電力は自社の光ファイバをKDDIブランド、もしくはauブランドで提供し、固定と携帯の融合サービスを提供することで2,400万人のauとTU−KAの携帯電話ユーザーを自社の光ファイバインターネット接続へと誘導しやすくなる。

 現在の通信市場は提携と融合の動きが著しい。ソフトバンクはYahoo!の利用顧客層を狙ってADSL事業に参入し、現在では約500万の加入者を獲得している。固定アクセスは携帯電話とは異なり世帯での加入が中心であるため、利用者数は1000万に近いだろう。11月9日に参入が正式に認められた携帯電話事業に関しても、ノーテル、LGと共同でHSDPA、WiMAX、Wi−Fiのハンドオーバー実験に成功する等、海外ベンダーの開発した技術を持ち込んで固定と移動体の融合したサービスを提供する見込みである。また、携帯電話向けの情報サイトYahoo!モバイルの検索機能を強化する等、モバイルでのYahoo!の存在感を拡大し、自社の携帯電話事業へと利用者を誘導しようとしている。

 ジュピターテレコムとウィルコムも提携を発表しており、ウィルコムのPHSを「J:COM MOBILE」とブランド付けて販売してゆく事で、固定電話・インターネット・CATVのトリプルプレイに移動体電話を加えたクワドロプル・プレイを他社に先駆けて(*)実現したとしている。

*KDDIグループの光プラスによるトリプルプレイとau携帯電話の請求を一本化して行う「KDDIまとめて割り引き」というビリングの融合サービスが存在する。

 NTTグループは技術開発部門を持つことを許されてはいるものの、固定アクセスはNTT東日本とNTT西日本に地域分割、ISP事業は別会社に水平分離され、固定と移動も別会社となっている。これはNTTの持つ固定電話市場の市場支配力が他通信関連市場の競争を歪めることを回避し、通信市場の競争を促進しようとする規制のためである。

 こうした規制の中にあって、NTTグループも周辺事業の提携とグループ内での融合を進めている。楽天とドコモのモバイルインターネットオークション事業の提携や、USENグループとの提携による「Gyao」のフレッツ・スクウェア経由での視聴、スカイパーフェクコミュニケーションズとの光ファイバ販売会社の共同設立など、上位レイヤに強い企業との提携に積極的に取り組んでいる。NTTグループの強みとなっている固定系、移動系アクセスの顧客基盤を、提携他社の上位レイヤサービスへ誘導することでARPUを向上させようという狙いがあるからだ。

 各社ともに自社の競争力を活かすべく融合・提携を展開しているが、果たして勝者は何処になるのであろうか。音声通話サービスでは固定アクセス網を保有していることが市場支配力の決定要因であった。また、パソコンの世界ではOSの市場支配力がパソコン市場全体を左右する力となった。いまの通信市場では音声通話・映像配信・Webへのアクセス・電子商取引など様々なサービスが提供されおり、何が競争戦略の核となるのだろうか。トリプルプレイ・クワドロプルプレイなどとただ多くのサービスを提供する事業者は多数存在しており、他事業者にも可能な事は競争戦略の核にはならない。IP化によってSkypeのような電話番号に依存しない音声通話サービスが登場している今、ナンバーポータビリティが導入されようがされまいが、電話番号による顧客の囲い込みは早晩力を失うだろう。次世代の競争戦略にあたってもっとも力を発揮するサービスは何か、各社の競争戦略の動向に継続して目を向けてゆくことが必要であろう。

新サービス・キャンペーン・その他のニュース

【NTTグループ】
  • NTTティマーケティングアクト、NTT西日本(HP 10月4日)ウォーキングドクターのデューク更家と食生活改善指導の事業を行う日本食生活指導センターの協力のもと、ブロードバンド回線を活用し、自宅で手軽に健康増進・管理が行える「BBヘルスケア」サービスのフィールドトライアルを開始。

  • NTT西日本(HP 10月4日)フレッツアクセスサービス利用者向けのインターネットアクセス用パソコン「サザンクロスPCシリーズ」のラインナップを一新。最新モデル10機種を平成17年10月6日(木)から順次販売開始。

  • NTTレゾナント(HP 10月4日)パソコン向けと携帯電話向けを提供している「goo RSSリーダー」のラインナップを拡充。

  • NTT東日本、NTT西日本(HP 10月6日)日本映像国際振興協会と「第18回東京国際映画祭」の各種情報を提供する総合情報メディア「cyber TIFF on フレッツ」を「フレッツ・スクウェア」上に平成17年10月7日(金)より開設。

  • NTT東日本、NTT西日本(HP 10月5日)コブクロとのコラボレーションによる「コブクロDENPOII」を販売開始。電報TVCMのストーリーをショートムービーとして編集した限定コンテンツ等を、TVCM放映に先立ち、電報お申込みサイト「D−MAIL」にて配信。

  • NTT、NTT東日本、NTT西日本(HP 10月22日)Warner Bros. Entertainment Inc.、ワーナー エンターテイメントジャパンと「デジタルシネマ」の配給から興行までの共同トライアルを2005年10月22日(土)から約1年間実施。

  • NTT都市開発(HP 10月13日)NTTブロードバンドプラットフォームの公衆無線LANアンテナをNTT都市開発の保有するビルに順次設置してゆくことを発表。

  • NTT東日本(HP 10月14日)11月を目処にNTT東日本が提供する「フレッツ・オンデマンド」を利用してUSENの運営する「GyaO」の番組提供を行なう。

  • NTTコミュニケーションズ(HP 10月18日)マンション居住者向け情報サービス「OCNマンションポータル」の試験サービスを平成17年11月1日(火)から平成18年3月31日(金)まで提供。

  • NTT東日本、NTT西日本(HP 10月18日)リダイレクション方式による接続方式を可能とするよう、携帯電話の番号ポータビリティ及び一般番号ポータビリティのルーティング番号一括変換に係る接続約款の変更認可を申請。リダイレクション方式の提供開始時期は平成19年2月予定。

  • NTTPCコミュニケーションズ(HP 10月19日)FOMA対応固定IPアドレス付与型サービスや、フレッツ光プレミアム対応固定IPアドレス付与型サービス、ping監視サービス、専用線向けファイアーウォール運用管理サービスなどをサービスラインナップに追加。

  • NTTドコモ(HP 10月19日)FOMA「902iシリーズ」を発表。全機種「プッシュトーク」「トルカ」機能に新たに対応。

  • NTTレゾナント(HP 10月20日)、「gooラボ」および、「goo地図」に衛星写真を利用してスムーズにスクロールする地図による地域情報検索サービスの実証実験を開始する。実験期間は平成17年10月20日から平成18年3月末まで。

  • NTT東日本(HP 10月25日)再生時間の短い映像等のコンテンツを「フレッツ・オンデマンド(サーバ共用型)」のストリーミングコンテンツのバッファリング時間等を利用して配信するサービス。コンテンツ再生前のバッファリング時間に広告等を挿入することが可能。

  • NTT東日本、NTT西日本(読売新聞夕刊 10月27日)スカパーと光ファイバ契約の販売会社を共同設立する。NTT東西は本件に対して「この件について、現在協議中である。合弁会社への出資比率や、設立後の事業内容など詳細は未定。」としている。

  • NTTドコモ(HP 10月28日)中学生以下もしくは60歳以上のシニア及びハーティ割引対象者向けに「ファミ割ワイド」プランを提供。基本使用料が1,575円、無料通話分無しのサービス。

  • NTT西日本(HP 10月31日)11月1日から1月31日まで「Bフレッツ」、「フレッツ・光プレミアム」の初期工費費無料キャンペーンを実施。

  • NTT東日本(HP 10月31日)11月1日から12月31日まで、「Bフレッツ」の初期工事費用無料キャンペーンを実施。

  • NTT東日本、NTT西日本(HP 10月31日)は「ひかり電話」1契約につき2回線分の同時発着信を可能とする「複数チャネル」サービス、及び「ひかり電話」1契約につき最大5つの電話番号を利用できる「追加番号」サービスを提供開始。NTT東は11月10日より、NTT西は11月末よりサービス提供予定。複数チャンネルは1契約毎に420円、追加番号は1番号につき105円。

  • NTT東日本(HP 10月31日)11月10日より、「ひかり電話」の「複数チャンネル」や「追加番号」に対応した無線IP電話機「ひかりパーソナルフォン WI−100HC」を販売開始。

  • NTT・NTT東日本・NTT西日本(HP 10月31日)「CSR報告書2005」を発行。

  • NTT(朝日新聞 10月31日)「IP通信」ネットワークをグループ1体で整備する方針を固め、11月上旬に発表する中期経営戦略の工程表に盛り込む見通し。

【KDDIグループ】

  • KDDI(HP 10月3日)10月1日付で組織改正と人事異動を実施。Voice事業本部における、Voice事業推進本部、渉外部、パートナー営業部、コンシューマー営業部、ビジネスオペレーションズ本部、エンジニアリングサービス部の新設等。

  • KDDI(HP 10月3日)au携帯電話のビジネスシーン利用における業務の効率化やセキュリティ対策などを実現するサービスや顧客事例などを幅広く紹介する「Business au !」キャンペーンを実施。

  • ネットジーン(HP 10月3日)保護者や教師がいつでも通学中の子供の居場所や出欠状態を確認できる「通学ケータイ」をKDDIと協力して開発し、10月12日よりネットジーンの販売子会社を通じて提供。

  • KDDI(HP 10月12日)「KDDIまとめて請求」において、11月から「DION」および電話サービス「マイライン」等の顧客に対しても新たに割引を開始するとともに、全国のauショップ等での申し込み受付を開始。

  • KDDI(HP 10月13日)東京電力と通信事業において包括的に提携し、KDDIとパワードコムとの合併及びKDDIと東京電力とのFTTH事業における統合サービスの提供について基本合意したと発表。

  • KDDI(HP 10月19日)「メタルプラスネットDION ADSL10」(下り最大10Mbps)を11月10日より新たに提供開始。「かえドキ! キャンペーン」の対象となる。また、ADSLレギュラーコースの各コースを利用中のまま、「KDDIメタルプラス」への切り替えが可能となる新しいサービスの申込受付を11月10日より開始。

  • KDDI(HP 10月20日)KDDI、沖縄セルラーは、「CDMA 1X WIN」において、メールに添付されたWordやExcel、PowerPointなどのパソコンで作成されたファイルを携帯電話で閲覧できるサービス「EZドキュメントビューアー」をH17年12月上旬より開始。

  • KDDI(HP 10月20日)KDDIメタルプラスの法人向け電話サービスにおいて、「メタルプラス電話 (事業所用) BRI (ISDN基本インターフェイス)」を、新たに11月に提供開始し、11月1日から受付を開始。

  • KDDI(HP 10月25日)KDDI、沖縄セルラーは、au携帯電話を海外でそのまま利用できる国際ローミングサービス「GLOBAL PASSPORT」を、10月28日よりマカオにおいて提供開始。

  • KDDI(HP 10月26日)KDDIとワークアットは、両社が協力して提供するブログのマスコットサービス「BlogPet」を11月1日に大幅リニューアルし、ペットが他のペットのブログに遊びに行く機能等を新たに提供。

【ソフトバンクグループ】

  • ソフトバンクBB(HP 10月12日)TBSの動画配信サービス「TBS BooBo BOX」のコンテンツを「SoftBank BBコンテンツサービス」と「BBTV」で11月1日より配信開始。

  • ソフトバンクBB(HP 10月14日)ソフトバンクBBを、ADSL事業を専門に行う会社「BBテクノロジー株式会社」とFTTH事業、流通事業などADSL事業以外の事業を行う会社「ソフトバンクBB株式会社」に分割する等のブロードバンド事業の再編を行うことを決定。

  • 日本テレコム(HP 10月14日)社団法人日本テレワーク協会が主催する「第6回テレワーク推進賞」の「実施・推進の部」において日本テレワーク協会会長賞を受賞。

  • ソフトバンク(HP 10月25日)10月24日にさいたま市でノーテルネットワークスとの実証実験において、W−CDMAとWi−Fi、WiMAXのハンドオーバー実験に成功した。

【USEN】

  • USEN(HP 10月4日)ソニースタイル・ジャパンが運営する動画配信ポータルサイト「Moviesquare」と連携し、USENグループが運営するコンテンツポータルサイト「GyaO」「ShowTime」「BROAD−GATE01」のコンテンツを10月1日より順次提供。

  • USEN(HP 10月4日)H17年10月1日付で組織変更及び人事異動を実施。ISP事業部をコンテンツプラットフォーム事業部に改称。

  • USEN(BroadBand Watch 10月5日)「OnGen」は、テイチクエンタテインメントの楽曲配信を開始。料金は1曲につき200円。 .

  • USEN(HP 10月14日)NTT東日本と光ブロードバンド事業で協業し、11月1日より新サービス「USEN 光 with フレッツ」の提供を開始。   同時に「USEN 光 with フレッツ」キャンペーンを実施。

  • USEN(HP 10月14日)NTT東日本と共同で、11月を目処に「フレッツ・オンデマンド」サービスを利用して「GyaO」の番組提供を行なう。

  • USEN(HP 10月26日)マイクロソフトとコンテンツ配信事業において協業し、マイクロソフトの「メディア オンライン」向けに「GyaO」の約50番組(週数回更新予定)を10月26日より提供。
【電力系グループ】
  • HOTnet(HP 10月11日)ダットジャパン株式会社(本社:北海道札幌市)と業務提携し、ネットワークを介したアプリケーションサービスブランド「QUICK CONTACT」の共同展開を行うことで合意。

  • エネルギア・コミュニケーションズ(HP 10月11日)「広島遠隔学習コンテンツ流通実験ラボ」にて、遠隔学習コンテンツの地域利活用モデルの創出を検討する一環として、広島大学大学院の吉田修教授による講演会を実施、その内容をリアルタイムに配信する実験を10月20日(木)に行う。

  • ケイ・オプティコム(RBB 10月13日)パソコン向けVODサービス「eonetシアター/PC」で、映画「ビートキッズ」のDVD発売(10月29日)を記念し、無料インターネット試写会を21日から23日まで実施。

  • ケイ・オプティコム(HP 10月13日)15日より、光ファイバーによるケーブルTVサービス「K−CAT eo光テレビ」のサービス提供エリアを追加し、合計107市町村で申込み受付を開始。

  • エネルギア・コミュニケーションズ(HP 10月14日)オプティキャストと共同で11月1日より、広島県福山市における光パーフェクTV!(通称ピカパー!)のサービスを開始。エネルギアコムの光ファイバー回線サービスを活かした光インターネット「MEGA EGGファイバー」、光電話「MEGA EGG光電話」を一括して提供するトリプルサービスを実現。

  • ケイ・オプティコム(HP 10月25日)11月1日(火)からH18年2月28日の間、「eo光」サービスへの新規加入者を対象に「光生活!応援キャンペーン」を実施、初期費用の大幅な割引と商品を用意する。

  • ケイ・オプティコム(HP 10月25日)光ファイバーによるケーブルテレビサービスで近鉄ケーブルネットワークと提携し、「KCN eo光テレビ」のサービス提供を開始。11月1日より、奈良県を中心とした25市町村で申込み受付を開始。「KCN eo光テレビ」では、地上放送(アナログ・デジタル)、BSデジタル放送、CS放送などを含む多チャンネル放送サービスで、最大約74チャンネル。

  • パワードコム(HP 10月26日)「Powered Ethernet専用サービス(10Mbps)」の提供エリアを関東地域で拡大、県内・県間の拠点間接続をあらたに開始すると発表。受付開始は11月1日。

  • 関西電力(電気新聞 10月26日)電力事業用の光ファイバー複合架空地線(OPGW)を用い、最大毎秒80ギガビット×16波長のテラビット級光通信を長距離区間で安定的に送信することに成功したと発表。現行の光幹線の約120倍の情報を送ることが可能に。将来、子会社のケイ・オプティコムをはじめとした通信会社への高速光通信技術の供与も、要望があれば行っていく方針。

  • ケイ・オプティコム(HP、日経ニューメディア 10月26日)日本テレコムからネットワークを借り、11月1日に開始する公衆無線LANインターネットサービス「BBモバイルポイント for eo」において、H18年2月までの月額料金を無料にするキャンペーンを実施すると発表。H18年3月以降は使い放題で月額1,260円のサービスとして提供する予定。新サービスの利用エリアは当初、全国のJRグループの主要駅や市街地、ホテル、マクドナルドの店舗内など約820カ所。

  • エネルギア・コミュニケーションズ(HP 10月26日)11月1日から「MEGA EGG 光電話」の月額料金の値下げを実施。月額基本料現行840円→新料金420円に。光インターネットと電話セットでの料金では、「MEGA EGG ファイバー+光電話」で月額 5,985円、「MEGA EGG 光マンション+光電話(16契約以上の場合)」で月額 4,200円。

  • エネルギア・コミュニケーションズ(HP 10月26日)ゲオBBと業務提携し、11月1日から、光ファイバーを使ったホーム・エンターテイメント・チャンネル「MEGA EGG 光テレビ」において、「GEO@チャンネル」を提供開始。

  • CTC(HP 10月27日)光ファイバーインターネットサービス「コミュファ」の提供エリアについて、従来の名古屋市内から東海4県下主要都市への順次拡大を発表。11月1日から申込み受付を開始、H18年1月からサービスを開始。

  • ケイ・オプティコム(HP 10月27日)ネット初となるオリジナル連続ドラマ「キミのミカタ」の制作を開始、2006年2月公開予定。テレビの連続ドラマ形式にならい毎日1話づつ配信されるWEB連続ドラマで、完全書き下ろしの「eo」オリジナルドラマとなっており、毎日続きが公開される連続ドラマはインターネットで初のみ。

  • エネルギア・コミュニケーションズ(HP 10月28日)H18年1月1日に子会社2社と合併。中国電力グループの情報通信事業会社はエネルギア・コミュニケーションズと株式会社広島シティケーブルテレビの2社に。
【その他のグループ】
  • ジュピターテレコム(HP 10月28日)ウィルコムの移動体端末をJ:COMブランドで販売することに基本合意。「J:COM MOBILE」として定額音声通話サービスなどを提供する。

  • イー・アクセス(HP 10月28日)日本経済新聞(10月18日)に掲載された、「フュージョン買収へ」との報道に関して、「本件については、交渉をしたことは事実ですが、現在は、交渉を打ち切っている」と発表。

各社幹部発言録

  • KDDI(日本経済新聞 10月15日)小野寺正社長は取材において、東京電力との提携について「企業向けサービスを強化できる。光回線を活用できるメリットも大きい。収益性が大きく改善し、事業展開も自由度が増す」と述べた。

  • USEN(BroadBand Watch 10月20日)決算発表において、宇野康秀社長は「Gyao」について「想像していた以上の伸び。登録者数の増加につれて、広告クライアントも増加し、最近では大手のクライアントも獲得。ターゲット広告のメディアとして期待されている」と述べた。またNTTとの協業については「コンテンツ、インフラの両面で連携することで、通信・放送融合市場の覇者となることを目指す」との意気込みを示した。

  • KDDI(日刊工業新聞 10月28日)KDDIの小野寺正社長は会見において「NTT持ち株会社と傘下の事業会社はJRのように資本分離するのが一番」とNTT解体を主張した。

  • NTTドコモ(HP 10月28日)NTTドコモの中村維夫社長は中間決済発表において、「(端末の機能に)大きな変動があまりない。来年度秋には料金システムの刷新を行う。今後は韓国LG電子などの海外ベンダーの導入にも取り組む」などと述べた。

数字で読む

  • USEN(HP 10月7日)H17年9月末時点の契約者数501,073(対前月比13,977増)。H17年9月末時点の「GyaO」登録者数2,540,210(対前月比613,738増)

  • 総務省(HP 10月14日)競争状況の評価に関連して事業者から収集したデータを公開。固定通信におけるNTT東西のシェア97.8%(NTT東48.7%、NTT西49.1%)、戸建て及びビジネス向けFTTHではNTT東西が76.6%(NTT東37.0%、NTT西37.6%)、電力系事業者22.3%、集合住宅向けFTTHではNTT東西35.0%(東22.1%、西12.9%)、USEN20.3%等。

  • 総務省(HP 10月19日)H17年9月末でのブログ33社の登録者数473万登録、SNS13社の登録者数399万登録

  • NTTドコモ(HP 10月19日)「おサイフケータイ」の契約数が600万契約を突破したことを発表。また、10月1日現在での「おサイフケータイ」対応端末は12機種、利用可能店舗は全国で25,000店、約6,000台の自動販売機で利用が可能。

  • NTTコミュニケーションズ(HP 10月25日)OCNはインターネット接続サービス会員数が500万人を突破したと発表。
*太字部分は筆者らが注目し、ニュースナビの題材としたニュース
黒田 敏史
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