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2002年10月掲載 |
第11回
電子投票−海外事例
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社会公共システム研究グループ 研究員 松原 徳和 |
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■手段はさまざま 日本では、電子投票は始まったばかりだが、世界ではさまざまな国で、さまざまな手段を用いた選挙が実施されている。 ■米国のガイドライン ベルギーやブラジルが、全国一律の投票方式を採用しているのに対し、アメリカでは、機器の選定は各州の判断に委ねられている。レバー方式、パンチカード方式、マークシート方式、直接投票方式(タッチパネル)等、種々の方式が開発されてきた。機器の技術革新に伴い、投票システムもより複雑化してきたため、米連邦政府は1991年、行政側の調達の手間の軽減を目的に、採用条件や調達に関する統一的なガイドラインを設けた。2000年大統領選挙で、フロリダ州パームビーチ郡のパンチカードによる投票結果をめぐり、全米が大混乱に陥ったことは記憶に新しい。この経験から、パンチカード方式を廃止するための補助制度等を規定した法令(HELP AMERICA VOTE ACT OF 2001)が整備された。
各方式による投開票手続の比較
日本工業新聞「e-Japan戦略 IT立国への取組みと課題」2002年10月2日掲載 |
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