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世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年2月号(通巻155号)

世界のニュース

 移動通信サービス

■ユビキタスなウェブ・サービス提供に向けてWindowsCE .Netが登場

米マイクロソフトのビル・ゲイツは2002年1月7日、ラスベガスで開催されているInternational Consumer Electronic Showにて、新しい組み込み機器用OS「Windows CE .NET」を発表した。これはWindows CE 3.0の後継にあたり、これまで「タリスカー」(Talisker)というコードネームで呼ばれてきたものである。本OSの登場により、マイクロソフトがモバイル・デバイスを含めたユビキタスなWebサービスを実現しようと掲げた.NET戦略を具現化したことになる。以下、マイクロソフトの戦略を中心に携帯端末市場の行方を探る。
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■ボーダフォン、初の3Gローミング実験に成功

 ボーダフォンは2001年12月19日、3G(W−CDMA)ネットワークによる国際ローミング実験に世界で初めて成功したと発表した。実験は同社傘下のボーダフォン(スペイン)とJフォン(日本)間で行われたもの。実験はJフォンの3Gサービスに加入している顧客が、スペイン旅行に出かけているというケースを想定して行われ、スペインに旅行中のJフォン3Gサービスの加入者(電話番号:090−xxxx−xxxx)に、日本の3G携帯電話機から、同じ電話番号(090−xxxx−xxxx)をかけて電話し、日本―スペイン間で話をすることに成功した。
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■KTフリーテル、携帯電話を利用したVODトライアルを開始

 韓国の移動通信事業者、KTフリーテルは2002年1月、携帯電話を利用したVOD(ビデオ・オン・ディマンド)サービスのトライアルを開始した。同社では、携帯電話へ向けてミュージック・ビデオ、映画、教育関連のコンテンツを提供し、トライアルが順調に進めば2月中旬に商用化に踏切る計画である。今回のVODサービスは、KTフリーテルが2001年秋から開始したサービス・プラン「マジック・エヌ・マルチパック(magic n multipack)」の一環として提供される。このサービスは、米クアルコムが開発したCDMA方式携帯電話向けアプリケーション・プラットフォーム「BREW」を採用しており…
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■アクセンチュア・ラボ、ウェアラブル・コンピュータ試作機を発表

 アクセンチュア・テクノロジー・ラボ(Accenture Technology Labs)は、パーソナル・アウェアネス・アシスタント(Personal Awareness Assistant:PAA)というウェアラブル・コンピュータを発表した。これは試作機としての発表だが、同社が提唱するユビキタス・コマース(uコマース:いつでもどこでも行なえる商取引)を促進させる技術の一つとして注目に値する
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