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世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年7月号(通巻160号)

世界のニュース

 移動通信サービス

ベライゾン・ワイヤレス、定額制データ通信サービスを開始

 全米最大の携帯電話会社ベライゾン・ワイヤレスは2002年5月20日、同社がcdma1x方式で提供している高速インターネット接続サービス「エクスプレス・ネットワーク」において、定額料金サービス「アンリミテッド・エクスプレス・ネットワーク(表1参照)」を導入すると発表した。6月よりベライゾンワイヤレスの顧客は、月額99.99ドルの定額で無制限にデータのダウンロードができるようになる。なお、エクスプレス・ネットワークにおけるデータ通信速度は最高144kbps、平均で40〜60kbpsが期待できるとのこと。 

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仏オレンジ、WAP接続月額定額制サービス開始と同時に
 GPRSサービス提供を開始

 2002年5月30日、仏オレンジはWAP接続の月額定額制サービスを開始し、その一部としてGPRSサービス提供を開始させた。このWAP接続の月額定額制サービスは、月額利用料金を6ユーロの定額制とし、制限なく利用できるというものである。また、今回開始されたGPRSサービスは、このWAP接続定額制サービスの一部として、月額利用料金6ユーロの月額定額制による提供となっている。この仏オレンジによるWAP接続によるGPRS月額定額制サービスに関しては、実は「GPRS」という点は全く強調されておらず、「WAP接続の月額定額制サービス」の中の一つの接続方式としてGPRS接続がある、といった位置付けとなっている。

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■SMS+、フランスで開始

 フランスの移動体通信事業者3社(オレンジ、SFR、ブイグ・テレコム)は2002年6月、SMS(ショート・メッセージ・サービス)を利用した有料情報提供サービス「SMS+」を開始した。同サービスは、SMSの件名に“jue ”、本文にはコンテンツ毎にあらかじめ決められた5桁の番号(ショート・ナンバー)を入力し送信することにより、株式や天気などの情報をSMSによって有料で入手できる。これらの情報はコンテンツ・プロバイダーによって提供されており、コンテンツ・プロバイダーとの契約やショート・ナンバーの割当などは、通信事業者3社によって構成されるサービス名と同じ名前の団体「SMS+」によって行われている。

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