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世界の移動・パーソナル通信T&S

2003年7月号(通巻172号)

世界のニュース

 市場・企業

■ホーム・ユーザーをターゲットとしたWi−Fiサービス開発が加速

英マイゾーン社は2003年5月、ADSLとWi−Fiを融合したインターネット接続サービス「マイゾーン(MyZoneTM) 」を開始した。マイゾーンは、ホーム・ユーザーに焦点を当てて開発されている。同社のCEOは今回の発表に際し「Wi−Fiがサービスとして成長するか否かはホーム・ネットワークがその鍵を握っている」と語っている。

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■米国を中心にRFIDへの期待が高まる

世界各国でRFIDへの期待が高まりつつある。特に米国では産業界全体がRFIDの標準化に参画し始めるなど、近年RFIDの普及に向けた取り組みが活発化している。一方欧州、アジア、そして日本でも政府、企業、業界団体などがRFIDの積極的な活用・普及に向けて動き始めており、今後最も注目される技術の一つとまでいわれるようになってきつつある。本稿では特に積極的な米国におけるRFIDの概況を中心に、市場動向や携帯電話との融合可能性などについて概説する。…
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■ボーダフォンとNTTドコモの2002年度決算を比較する

NTTドコモ及びボーダフォン・グループが、各々5月8日、5月27日に2002年度(2002.4.1〜2003.3.31)の業績を発表した。表1、2、3に主要財務指標などの比較を示すが、これら並びに報告書の内容から若干の解説を行う。なおNTTドコモは2002年度から米国新会計基準を適用しており、2001年度についてもこの基準を適用し、組替えて表示している。
また、ボーダフォン・グループは海外事業の占める割合が大きいが、法令ベースの財務諸表にはベライゾン・ワイヤレスなど影響の大きい事業の営業収益などが含まれておらず、一方日本テレコムなど固定通信事業が含まれている。…
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■独Eプルス、独モビルコムの次世代通信網を買収
−進むドイツ3Gプレイヤー淘汰−

2003年5月、Eプルス(独移動体通信事業者)がモビルコム(独移動通信及び固定通信リセラー)のUMTS網を2,000万ユーロで買収することに両社が合意した。
ドイツにおいて2000年8月に決着した3G事業免許交付オークションでは、免許料があまりにも高額に跳ね上がったことから各事業者への経営への負担が危惧されていた。また、6事業者へ免許付与されたことから、ドイツの3G市場では、プレイヤーが淘汰されるのではないかとの見方もあった。2002年7月には、クワム/グループ3G(テレフォニカとソネラの合弁会社)がドイツにおける全ての事業の中止を発表していたが、次いで2002年9月にはモビルコムも3G展開を凍結することを発表しており、さらに2003年5月にはモビルコムは...
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■スマートフォン「Qtek 7070」の発売およびマイクロソフトの動向

2003年6月2日、テリアソネラはスウェーデンでマイクロソフトのOSを搭載したスマートフォン端末を発売した。マイクロソフトのOSを採用したスマートフォン端末は、2002年10月に世界で初めてオレンジによって発売された「SPV」に次いで2機種目となり、今後のマイクロソフトOSの普及拡大に向けたワン・ステップとなりそうである。 今回テリアソネラから発売された端末は、前機種の「SPV」同様、台湾のHTCによってつくられた「Qtek 7070」(オレンジでは「SPV E100」)である。前機種がビジネスユーザーをターゲットとしていたのに対し、新機種ではより一般的なユーザーを対象としており、...
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