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世界の移動・パーソナル通信T&S

2003年8月号(通巻173号)

世界のニュース

 移動通信サービス

■注目集めるネクステルの「Push-To-Talk」サービス

2003年7月14日付ビジネス・ウィーク誌は、世界の企業の株式時価総額(5月末時点)ランキング1,000社を発表した。ネクステル(Nextel Communications)の株価は1年前に比べ3倍強となり、株価上昇率1位を占めた。また時価総額ランキングにおいても2002年の988位から244位になり、ランキング・ジャンプ度でも1位となった。ネクステルは加入者規模約1,100万の全米第5位の移動通信事業者であるが、2002年度の月額ARPUは70ドルを記録し、他の事業者の50〜60ドルと比較して業界第1位を占めており、またチャーン率も他社に比べ非常に低いことが、この結果を生んだ、と分析されている。
ネクステルは、1996年モトローラが開発した...

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■欧州携帯電話事業者、ボーダフォン・ライブ!対抗策を積極化

欧州ではボーダフォン・ライブ!の好調ぶりが伝えられるが、競合他社もその対抗策を講じてきている。大手事業者のmmO2やオレンジにそうした動きが見られ、一方でiモードの好調ぶりも伝えられている。欧州携帯電話市場も、着実に3Gへのステップを踏んできている。
mmO2は2003年7月1日、同社のモバイル・データ・サービスの利用が順調に伸びていることを明らかにした。同社は6月初めに、ボーダフォン・ライブ!に対抗して「O2アクティブ」を開始、1ヵ月で6万の加入者を集めたとしている。また、画像メッセージのユーザーが5月末で18万加入に達し、これは3月末時点の2倍であるとしている。
mmO2の戦略で、ボーダフォンと大きく異なるのは...

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