■HSDPA、アジア地域で導入進む
GSMサプライヤ団体であるGSA(Global mobile Suppliers Association)の調査結果によると、2006年11月19日現在、第三世代移動通信IMT-2000のIMT−DS方式(W−CDMA、欧州では一般的にUMTS:Universal Mobile Telecommunications Systemと呼ばれる)は、世界59ヵ国・134のネットワークで商用サービスが提供されており、しかも、その半分以上の44ヵ国・75のネットワークで既にHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)サービスが開始されているとのことである(構築中のものも含めると、その規模は60ヵ国・131のネットワークにまで拡大する)。本稿では、最近急速に導入が進んでいるアジア地域のHSDPA動向をまとめると共に、その次のステップであるHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)の導入計画についても触れながら、HSPA(High Speed Packet Access)に対するアジア地域オペレーターの戦略について考察する。
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