2007年3月号(通巻216号)
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世界の移動・パーソナル通信T&S
<トレンドレポート>

モバイル・テレビ最新動向

 わが国でモバイル・テレビといえば「ワンセグ」を意味する。「ワンセグ」は、わが国の地上波デジタル放送の方式“ISDB-T”の一部で、ネットワークは既存放送会社に属する。放送内容も、現在放送している番組をそのまま流しているだけだ(唯一の例外は東京のUHF局「東京MX」で「ワンセグ」に独自番組を流している)。携帯電話事業を手がけるKDDIやソフトバンクは「MediaFLO」”技術を持つ米クアルコム社との提携に動いているが、肝心の周波数に見通しが立っていない。このままでは、携帯電話会社は放送会社の「ワンセグ」をサポートする役回りに甘んじることになりかねない。以下にグローバル市場で携帯電話会社がモバイル・テレビと、どうかかわっている

■モバイル・テレビ、今や行動の時

 去る2月12日から4日間スペインのバルセロナで開催された3GSMワールド・コングレスで、ボーダフォンのアラン・サリーンCEOは、携帯電話業界はもっと行動を早める必要がある、と主張したという。「我々が新製品や新サービスの導入に時間をかけ過ぎている間に、周辺産業が我々の業界を侵蝕し始めている。今や我々は議論を止め、実際にサービスを提供する時だ」。そのために彼は、携帯電話業界が協調して標準化に努め、モバイル・テレビ、ワイヤレスIPおよびモバイル広告に関する、市場の発展を妨げる恐れのある「曖昧さ」を払拭することを求めた(注1)。

(注1)Vodafone CEO:Mobile biz must move faster(BusinessWeek.com / February 14,2007)

 サリーンCEOは、例えばモバイル広告について、広告主をモバイル・プラットフォーム上のモバイル・ビジネスにシフトさせるように勧奨するため、バナー広告の適切なサイズ、ビデオ広告やインテリジェント広告の適切な(時間的)長さなどを、携帯電話業界は協調して決めるべきだと語っている。また、3G LTE(Long Term Evolution) についても、WiMAXプレーヤーに対抗するため、導入を急ぐべきだと主張している。

 APも次のように伝えている。これまでと同様、携帯電話会社、端末機メーカーおよびコンテント・プロバイダーは、欧州における音声通話の縮小と加入者の成長鈍化という複合した要因がもたらす売上げの伸び悩みもしくは縮小に対する解決策として、モバイル・テレビ、ビデオ・ゲームおよびその他の娯楽について話し合うため、3GSMワールド・コングレスに結集している。しかし今回は、欧州からアジアに至る諸国で、実際に携帯電話向けモバイル・テレビ放送が利用できるようになり、その国の数も増加が見込まれる。大西洋をはさんで技術的な分裂があるにしても、この趨勢は間もなく米国にも及ぶと参加者は期待している(注2)。モバイル・テレビは今次の3GSMワールド・コングレスの主役になったようだ。

(注2)Mobile TV takes center stage at wireless trade show(The Associated Press / February 13, 2007)

 調査会社のInforma Telecoms & Mediaのアナリストによると、昨年かなりの数のモバイル・テレビ・サービスや端末が登場したが、本当に市場を魅了するようなものはなかった、市場を魅了するためには従来とは異なるプラットフォーム、ソフトウエアおよびビジネス・モデルの実現可能性の問題に取り組む必要があると語っている。しかし、今回の3GSMワールド・コングレスでは、携帯電話産業のプレーヤーは、バラバラだったものが一つになりつつあるという確信を持ったようだ。その象徴的な存在がDVB-H(Digital Video Broadcast-Handheld)ベースのモバイル・テレビ・サービス向けの2.4インチ画面を備えたノキアのマルティメディア端末 N77だったという。ノキアのカラスボCEOは、N77はモバイル・テレビ・サービスの顧客に受け容れられ、利用を促進するだろうと強調している。N77は、ステレオ音響、ショウの開始を知らせるアラーム、1週間の番組ガイドなどの機能 を持っている。ノキアは同社がサポートするモバイル・テレビ・サービスDVB-H向け端末市場を2008年末までに1,000万台、2009年には2,000万台になると予測している(前掲APの記事)。さらに彼は、DVB-Hのチップセットの価格が2008年には7ユーロに下がり、値段の安い普及機種にもDVB-Hの機能が内蔵されるようになると語っている。

■2007年はモバイル・テレビにとって重要な年

[Nokia N77 (3G/EDGE/GSMトライバンド対応)

] 現時点でDVB-Hが一歩リードしているが、モバイル・テレビ・サービスには他の規格や技術もある。携帯電話会社がどの規格と技術を採用するか、意思決定をする日が近づいている。間違ったオプションを選択すれば、たちまち取り残されてしまう。3年以内に最もポピュラーなコンテントを効率的に伝送しようと思えば、携帯電話会社は現時点で意思決定をする必要がある。携帯電話会社が3Gネットワーク上でモバイル・テレビ・サービスの導入を続ければ、2010年にはトラフィック容量の限界に達すると見込まれ、深刻な問題に直面することが予想される、と英国の業界紙Total Telecomは指摘している(注3)。

(注3)Mobile TV:Time for action(Total Telecom /February 1, 2007)

 これらのことからアナリスト達は、2007年はモバイル・テレビの規格に関する意思決定を行う重要な年になるとみている。欧州におけるモバイル・テレビの規格に関する争いでは、今日までDVB-Hがリードしてきた。信号のカバレッジおよび基地局の数という観点からは、DVB-HにはUHFバンドが最適であるが、現在のアナログ地上波テレビ放送が停止し規制当局が周波数の計画を策定するまでは、欧州におけるDVB-Hのカバレッジは、うまく行ってもつぎはぎにならざるを得ないだろうという。2015年までは、全欧州でUHF周波数の利用が緩和されることはないとみられているからだ。そして、そのことがDVB-H以外の放送のアプローチに、ドアを開くかも知れないとみられている。

 そこで新入りとし注目を集めているのがTDtvで、3UK、ボーダフォン、テレフォニカおよびオレンジの4社が、昨年10月に英国のブリストルで共同実験を開始して以来信頼を高めている。DMB(Digital Multimedia Broadcasting)は既に、韓国で300万の加入者にモバイル・テレビ・サービスを提供している。米国では、ベライゾンに続いてAT&Aもクアルコム社のMediaFLO(注4)によって今年中にモバイル・テレビ・サービスの提供に乗り出す予定だが、欧州でも昨年来衛星放送のBSkyBと共同で試験を開始するなど、全世界のモバイル・テレビ市場進出を狙っている。

(注4)クアルコム社は2005年に、MediaFloのために全米で5MHzのLバンド周波数(1400~1800MHz)を確保済みである。

 携帯電話会社は、当初は自社の3Gネットワークを使ってビデオ・クリップやストリーミング・テレビを提供していた。“3”は、同社のXシリーズの一環として、顧客のホーム・テレビ・チャンネルをSling Media社のSlingboxによってインターネット経由で中継し、顧客の携帯電話機上で視聴できるようにしている。しかし、3Gネットワークは“1対1”のデータおよび音声サービスのために設計されており、“1対多数”の放送は想定外だった。数人の顧客が同時に携帯電話機でテレビを視聴すれば、3Gのセル(基地局のエリア)はそれで使い尽くされてしまう。携帯電話会社は、セル当りのテレビ利用者を増やす工夫をいくつか行ったが、それぞれに問題がある。より多くのチャンネルをセルに詰め込むため、チャンネル当りのビット数を128kbpsに制限した。これに対しDVB-Hは300kbpsである。当然のことながら、低いビットレートは低品質を意味する。HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)技術は、セルの容量を1.4Mbpsまで改善した。これで、チャンネル数を増やすことも、チャンネル数を少なくして品質を良くすることもできる。オレンジは、同社の3G/HSDPAを使った“HDモバイル”サービスの導入にあたって、映像品質の改善に重点を置こうとしている。

 さらに、3Gセルラー網は今や放送に関する独自の新サービスを持つに至った。それがMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)である。その利点は、携帯電話会社がコンテンツを放送するために、自社の既存の周波数を利用できることにある。MBMSは、セルラー網上で多数の端末にマルチキャスト放送を行うための改良無線技術だが、それでもセルの容量という制約に突き当たる。

 そこにTDtvがでてくる余地がある。TDtvは無線設備ベンダーのIPWirelessが推進している技術であり、MBMSを使う。ただし、欧州の3Gオペレーターが既に保有しているものの未利用の周波数を活用する。このアプローチのよいところは、既存のセルラー容量を切り詰めることなくブロードバンド容量を実現できることにある。このような3Gの強化は、明らかに携帯電話会社にとって魅力的である。しかし、モバイル・テレビのマス需要に応えるためには容量の制約は如何ともしがたい。現時点における携帯電話業界のコンセンサスは、モバイル・テレビ・サービスのためには独立した技術とネットワークが必要というものだという。DVB-HおよびMediaFLOは、何百万もの利用者をサポートする能力をもっており、長期的にマス・マーケットにアピールする条件を満たしているとみられている。

■欧州で先行するDVB-H

 DVB-Hベースのネットワークは、既に運用を始めている。3イタリアは2006年6月に、フィンランドのDigitaは同12月にサービスを開始した。DVB-Hサービスのための周波数は、フランスとドイツで今年利用できるようになりそうだ。DVB-Hを支持しているノキアは、今年中に10のネットワークが商用サービスを開始するだろうと期待している。

 DVB-Hは欧州以外でも支持されている。DVB-Hのチップ・メーカーであるDiBcomによると、インド、ブラジルおよびベトナムなどアジアと新興国において試行が予定されており、ラスベガスとニューヨークでも準備中だという。
早い時期にサービスを開始したオペレーターは、これ以外のDAB(Digital Audio Broadcasting)ベースの2つのモバイル・テレビ放送技術を選んでいる。その一つはドイツの卸売オペレーターMFD(Mobiles Fernsehen Deutschland)で、T-DMB(Terrestrial- DMB)技術を使って、2006年夏にサービスを開始した。

 もう一つは、Movioブランドで卸売サービスを提供しているBTで、DMBの変種であるDAB-IP技術を使っている。ヴァージン・モバイルが昨年10月に英国でモバイル・テレビを開始した際、BT Movioの第1号ユーザーになった。しかし、BT Movioには周波数の制約があり、300kbpsの容量を4つ の放送テレビ・チャンネルでシェアしている。それに加えて、受信(テレビ4チャンネルおよびDABラジオ50局まで)できる端末が現時点で1機種しかない。BTはZTEと提携して3G/DAB-IP端末を今年中に追加する予定だ。BTは、携帯電話会社はMovioを使ってモバイル・テレビ市場に早期に参入できるし、モバイル・テレビに予定していた投資を他に振り向けることもできると強調している。「携帯電話会社は、テレビ・オーバー・DAB、オーバー・3G、オーバー・DVB-Hができる。そして将来は、オーバー・WiMAXができるようになる。ここでのすべてに共通な特徴はIPである。」とBT Movioの責任者は語っている。(前掲Total Telecom /February 1, 2007)しかし、現時点でDAB-IPは広い支持を得られておらず、ヴァージン・モバイルの現時点における契約数も1万未満と見られている。

 これに対して、巨大ベンダーのサムスン電子とLGの支持を得ているのがDMBである。DMBはDAB-IP同様、サポートするビデオ・チャンネルに制約がある。しかし、モバイル・テレビに近い将来UHFの利用ができない諸国では、DMBは魅力的な代替策になり得る。モバイル・テレビの展開に多額の費用を要しないので、財務的余裕に乏しい携帯電話会社にとっては魅力的技術である、と調査会社のオーバムは指摘している。

 ドイツでMFDがDMBを選択したのは、利用可能なLバンド(1400〜1800MHz)に適していたからだという。MFDの持っている周波数は、1.75MHzで、1.5Mbpsを確保できる。これに対して、DVB-Hは8MHzの周波数を使う。DMBはチャンネル数が少ない利用に適しており、ネットワークの構築コストも安い。しかし、MFDは大都市地域では25〜30のテレビ・チャンネルを配信したいので、他社と提携して将来はDVB-Hを導入したい意向だ。
ボーダフォンはDVB-HおよびMBMSに注力しているが、英国でTDtvの試験にも取り組んでいる。イタリアでは、Mediasetのネットワーク容量を借りて、DVB-Hによるテレビ放送サービスを開始することを既に決めている。

 その他の携帯電話会社は、まだどの技術を選択するか決めていない。テレフォニカO2は一定の条件が満たされた場合にのみ、DVB-Hを支持するとしている。一定の条件とは、コミットするための十分な需要が見込まれ、周波数とコンテントのコストが高過ぎないことだという。英国の規制当局のOfcomに、2008年か2009年にUHFの競売を行う予定があることに、O2は強い期待を寄せている。

■ MediaFLOの欧州進出戦略

 米国でベライゾンとAT&Aの最大手2社にMediaFLOを採用させることに成功したクアルコム、その余勢を駆って欧州進出を狙っている。クアルコムのMediaFLO担当幹部は、欧州の携帯電話会社はどの技術を採用するかなかなか決定しないだろうから、同社は放送会社もターゲットにしていると語っている。ベンダーの何社かも、放送会社がモバイル・テレビ・サービスの市場開拓を牽引し、そのためのプラットフォームを構築することに期待を寄せている。クアルコムは、BSkyBとの技術試験を例にあげて、欧州における他の放送会社とも試験を行うことを話し合っているという。

 BSkyBとクアルコムのMediaFLOに関するマンチェスターでの第2次技術試験(第1次は ケンブリッジで行われた)がこのほど終了した。クアルコム社の責任者によると、MediaFLOはライバル技術のDVB-Hに対してかなりの優位を示す試験結果だったという(注5)。

(注5)BSkyB,Qualcom complete second UK MediaFlo trial(Totaltele.com / February 12, 2007)

  MediaFLOの物理的レイヤーにおける実験成果は、DVB-Hよりも4.5dB良く測定された。このことは、DVBーHよりも基地局当り2倍のカバレッジが可能となることを意味し、サービスの展開に要するコストを50%削減で    きるか、2倍のサービス(20チャンネルではなく40チャンネル)を提供できる。クアルコム社は、BSkyBがMVNOとなるルートではなく、モバイル・テレビ・プラットフォームを構築して携帯電話会社に卸売りサービスを提供するか、もしくは提携するかのルートをたどることを期待しているという。

 オーバーレイ・サービスを使って、携帯電話会社にモバイル・テレビ・サービスを提供する新しい放送会社が出現していると、前掲のTotal Telecom(February 1, 2007)は指摘している。英国のBT Movio、イタリアのMediaset、北米のMobiTV(注6)およびMediaFLOなどがそうだ。日本では既存放送会社がNTTドコモと提携してそれをやろうとしている。それらに、BskyBが加わる可能性もある。結局、ほとんどのモバイル放送オーバーレイは非モバイル・オペレーターによって展開されようとしているという。

(注6)MobiTVはスプリント・ネクステルとAT&Tワイヤレスの大手2社にモバイル・テレビ・サービスを提供している。

夫々の携帯電話会社のネットワークを使って映像が配信される。AT&Aのサービスは3G利用者向けで、利用無制限のデータサービス20ドルにMobiTVの利用料金10ドル(いずれも月額)合計30ドルの料金がかかる。スプリント・ネクステルのサービスは提供するチャンネル数で異なり、25チャンネルの場合はデータ料込みで月額25ドルである。現在提供可能なチャンネル数は40で、そのうち半分はモバイル放送向けに製作されたプログラムである。(Testing TV on your cellphone / The Wall Street Journal / February 28, 2007)

■TDtvが有力候補に浮上

 英国のブリストルで行われたTDtvの試験の目的は、TDtvの技術がその魅力的なコストでDVB-Hに匹敵する成果を上げられるかを確認することだった。開発企業のIPWirelessは、試験結果が3UK、ボーダフォン、テレフォニカおよびオレンジの参加4社の支持を得られるよう強く期待している。そうなれば、端末ベンダーもTDtv技術を支持せざるをえなくなるからだ。しかし、最大のベンダーであるノキアは、まだTDtv技術に確信を抱いていない。ノキアの責任者は、ノキアは技術標準を提唱する企業であり、ノキアのスタンスはDVB-Hの支持である、1台の端末に詰め込む技術の数には制約がある、と語っている。

 しかし、IPWirelessのマーケティングの責任者は、携帯電話会社がTDtvの需要にドライブをかけてくれるだろうと信じている。もしTDtvが大手携帯電話会社の技術要件文書に記載されれば、ノキアはアジアの端末ベンダーに持っていかれるのを黙って見逃すようなことはしないだろう、と語っている。また彼は、3G基地局の5分の1のコストでTDtvのサポートを追加できるとして、TDtvの明確なコストの優位性を強調している。彼によると、テレビ放送の信号の特性から、4基地局のうちの1ヵ所にしかTDtvのラインカ―ドの装着を必要としない、TDtvに利用される片方向(unpaired)TDD周波数は、タイム・スロット・ベースであり、モバイル・テレビの配信には15スロット全部がデータのダウンロードに使われるため、4.5〜5Mbpsのデータレートを実現でき、およそ14の高品質テレビ・チャンネルを可能にするという。(前掲Total Telecom /February 1, 2007)

 ブリストルにおける試験の結果は近く公表される予定だが、試験に参加したテレフォニカ・モビレスの担当者によると、「試験は非常にうまくいった」という。DVB-HとTDtvが並存した場合の試験が今後行われ予定だ。彼は、TDtvが支持を得るためにはいくつかの点でキャッチアップが必 要だが、魅力的な技術であることは明らかだ、と語っている。彼によると、DVB-Hの問題点の一つは、モバイル・テレビのためのネットワークを別に必要とするため、人員を増やすなどオペレーションの基本を変えなければならない点で、これに対してTDtvでは、自らがネットワークを持ち、自らのビジネスと密着し、自らが主人公となることができるのだという(前掲Total Telecom / February 1, 2007)。O2もTDtvを同社のモバイル・テレビの有力な候補とみている。しかし、すべての3Gオペレーターが未利用の片方向TDD周波数を所有しているわけではない。例えば、ボーダフォンは所有していない。もう一つの問題は端末のサポートである。大手のノキア、モトローラおよびサムスン電子などはTDtvに規模の経済が存在するか、懐疑的な見方をしているようだ。

[(別表)モバイル・テレビ:誰がどんな技術をプロモートしているのか? ]

特別研究員 本間 雅雄
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