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世界の移動・パーソナル通信T&S

2007年4月号(通巻217号)

トレンドレポート

  • 米国最大のワイヤレス展示会CTIA Wireless 2007が開催される
  • モバイル・チケッティングをめぐる海外の動向
    〜独ボーダフォン、NFCタグで新たなモバイル・チケッティングを計画〜
  • スプリント・ネクステル、無制限モバイル・プランを試行

■米国最大のワイヤレス展示会CTIA Wireless 2007が開催される

米国最大のワイヤレス展示会である「CTIA Wireless 2007」が, 2007年3月27日から29日まで、米国フロリダ州のオーランドで開催された。同展示会には、主な海外の携帯電話端末ベンダーとして、モトローラ、サムソン電子、LG電子が参加していた。2007年2月に開催された世界最大のワイヤレス展示会「3GSM World Congress」の数週間後に開催されたこともあり、各社からの最新携帯電話端末の発表は比較的少なかったが、米国向け携帯電話端末としてデザインが変更されていた。さらに、各社共に、音楽再生機能搭載の携帯電話端末を中心的とした展示を行っており、今後の米国の携帯電話市場における音楽配信サービスに対する各携帯電話端末ベンダーの期待が伺えた。
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■独ボーダフォン、NFCタグで新たなモバイル・チケッティングを計画

携帯電話を活用したモバイル・チケッティングを巡る動きが世界各地で活発化している。モバイル・チケッティングのトライアルは、非公表のものを含めると100以上も実施されているが、多くのケースがNFC対応の非接触ICカードを利用するものであった。一方ドイツでは、NFC対応のRFIDタグを活用した新たなモバイル・チケッティング・サービスが計画されている。
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■スプリント・ネクステル、無制限モバイル・プランを試行

米国第3位の携帯電話会社のスプリント・ネクステルは、2007年2月からサンフランシスコ・ベイ・エリアで、音声通話、テキスト・メッセージ(SMS)およびインターネット接続サービスの無制限利用ができるモバイル・サービス・プランを、月額120ドルで提供するテストを開始した。月額30ドルを追加すれば、ノートブックPC向けモバイル・ブロードバンド接続の無制限利用ができる。このプランは期間限定と銘打っているが、この種の完全定額料金制を提供するのは大手携帯電話プロバイダーとしては最初である。
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