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世界の移動・パーソナル通信T&S

2007年8月号(通巻221号)

世界のニュース

 ネットワーク&スタンダード
  • フェムトセルの技術的課題から見たサービス形態

■フェムトセルの技術的課題から見たサービス形態

最近、世界の移動通信事業者とワンフォン型FMCサービスあるいはホームゾーンサービスを提供する事業者がフェムトセルの動向に注目している(2007年7月号のニューズレター14ページ参照)。フェムトセルは、コンシューマ向け固定ブロードバンド回線をバックホールとして一般家庭内への設置も想定している低出力の屋内用超小型携帯電話基地局である。移動通信事業者は屋内への浸入性が悪い2GHz帯の3G移動通信サービスにおける屋内カバレッジ改善手段として、ワンフォン型FMCサービス提供事業者は専用端末の機種数不足を解決する手段として(屋内の無線LANと屋外の携帯電話網の両方をサポートする特別仕様のデュアル端末が、汎用の携帯電話端末に置き換えられる)、ホームゾーンサービス提供事業者はホームゾーン(固定電話並の通話料金を設定する自宅周辺の携帯電話サービスエリア)を限定し屋内発の通信トラヒックを有線ネットワークにオフロードする手段として、フェムトセルに期待を寄せている。
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