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世界の移動・パーソナル通信T&S

2007年9月号(通巻222号)

世界のニュース

 政策・規制
  • 英T−モバイル、モバイルVoIPの接続を命じられる
  • インド携帯電話市場における規制緩和の動向

■英T−モバイル、モバイルVoIPの接続を命じられる

2007年7月17日、英国のT−モバイルは、モバイルVoIPプロバイダのトゥルーフォン向けの通話を接続するよう裁判所に命じられた。2社は接続料金をめぐって紛争となり、T−モバイルがトゥルーフォンへの通話を拒絶したため、トゥルーフォンがこれを訴えていた。但し、今回の決定では接続料がトゥルーフォンの望む水準となっておらず、更なる動きがあるかが注目される。
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■インド携帯電話市場における規制緩和の動向

2006年12月、インドの携帯キャリアであるハチソン・エッサー(Hutchison Essar)について、同社の株式67%を保有していた香港のハチソン・テレコム(Hutchison Telecom International)が売却の意向を表明した。成長著しいインドの携帯市場で4位のシェアを誇るGSM事業者が売却されるとあって、インド内外のキャリアが買収合戦を展開、一連の売却劇は世界中から注目を浴びることとなった。結局、2007年5月に財務大臣がボーダフォンの提示した買収案を承認し、事態は決着した。ボーダフォンはハチソン・テレコムに対し、109億米ドルを支払うことでハチソン・エッサー株式を譲り受けることに決定、併せて20億米ドルの債務も引き受けると発表した。
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