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世界の移動・パーソナル通信T&S

2008年8月号(通巻233号)

世界のニュース

 市場・企業

■T−モバイルUSA、固定電話機を使ったIP電話を開始

米国第4位の携帯電話事業者であるT−モバイルUSAは2008年7月、家庭の固定電話を活用したIP電話サービス「@ホーム」の全国提供を開始した。ブロードバンド回線に固定電話を接続する形でのIP電話サービスは、米国ベンチャー企業のボネージ(Vonage)などによる提供事例があるが、携帯電話事業者がこれを採用するケースは珍しい。
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■ノキア、シンビアンを買収しOSをオープンソース化へ

ノキアはシンビアンを完全子会社化し同社のOSをオープンソース化する方針を発表した。今回の発表は、ノキアのスマートフォン戦略における大きな方向転換であり、グーグル等の参入で活気付くオープンソースのスマートフォン・プラットフォーム市場の構図を大きく変える可能性を孕んでいる。
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■本格的な3G導入が始まった、中南米市場の注目ポイント

中南米の携帯市場では、この1年程(2008年5月末時点)で14カ国、25の事業者が相次いでW−CDMA/HSDPAのサービスを提供開始し、さながら3G導入ラッシュの様相を呈している。同地域は、世界の携帯加入数の約11.5%(2007年末)が居住するエリアであり、この数年間世界の平均成長率を大きく上回るペースで市場が成長している新興市場の1つだ。本稿では、同市場の特色や現況を取り上げつつ、3G導入の背景と今後の動向について、考察していく。
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■CommunicAsia 2008に見る今後の携帯電話端末のトレンド

通信、IT分野におけるアジア最大規模の展示会「CommunicAsia 2008」が6月17日から20日にかけてシンガポールで開催された。アジアの携帯電話市場が急速に拡大し、成長戦略上の重要性が増すなか、各分野における業界大手の企業が数多く参加することが見込まれたものの、携帯電話端末ベンダーでは世界シェア上位5社(ノキア、モトローラ、サムスン電子、ソニー・エリクソン、LG電子)のうち欧米3社(ノキア、モトローラ、ソニー・エリクソン)が出展を見送るなど、やや寂しい結果となった。その一方、サムスン電子がiフォン3Gに対抗するフルタッチパネル端末を発表するなど、同社にひときわ大きな注目が集まった。
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