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世界の移動・パーソナル通信T&S

2009年2月号(通巻239号)

トレンドレポート

  • 携帯電話業界への世界不況の影響(その1)

■携帯電話業界への世界不況の影響(その1)

米国の金融危機に端を発した世界不況は、電気通信業界にも大きな影響を及ぼしている。固定電話会社のハワイアン・テルコムが昨年11月に、またカナダ最大手メーカーのノーテルが米連邦破産裁判所に連邦破産法第11条の適用を申請し、事実上経営が破綻した。これまでのところ、大手携帯電話会社は経営が破綻したところはないが、設備投資の抑制、要員削減などの経費削減を進めている。しかし、WiMAXなどの新興携帯電話会社では、市場撤退を迫られている会社が現われている。通信機器メーカーはもっと大きな影響を受けている。世界不況は、2000年のITバブル崩壊のような混乱を世界の携帯電話業界に及ぼしつつある。今月号では、世界不況が携帯電話サービス業界およびインフラ機器製造業界に及ぼしている影響を、また次号では世界の携帯端末製造業界を概観する。
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