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InfoComモバイル通信T&S

2012年3月号(通巻276号)

テクノロジー関連(無線:ワイヤレス、有線:固定系、インターネット・PC)

  • 世界の無線インフラ機器産業の動向
  • Carrier IQ問題、第2段階に突入
  • サイバー攻撃対策(1)セキュアなWebアプリ開発と導入の重要性

■世界の無線インフラ機器産業の動向

世界の無線インフラ機器市場は、2009年と2010年に停滞・縮小したが、2011年には携帯通信会社の既存ネットワークを次世代ネットワークへ移行する動きが活発になり、市場成長が回復した。2012年は、欧州信用危機の影響を受けて、設備投資の減速が懸念されているが、携帯通信各社はモバイル・データ・トラフィックの急増に対処するため、次世代インフラへの投資に迫られている。一方、無線インフラ機器メーカーは、中国メーカーの台頭などに伴い、無線インフラ機器の性能/機能と価格の両面で厳しい競争にさらされている。無線インフラ機器メーカーの多くが、M&Aや経営刷新、人員整理などのコスト削減策を推進している。本稿では、世界の無線インフラ機器業界の動向、特にモバイル・データ・トラフィックの急増に対応するためのHSPA+やLTEネットワークの導入およびWi-FiとHetNet(Heterogeneous Network)の最新動向について報告する。

■Carrier IQ問題、第2段階に突入

米Carrier IQ社は2012年2月27日声明を発表し、Carrier IQのモニタリングをエンドユーザーに解放するプラットフォームを同社顧客に提供すると発表した。この動きに関して報告する。

■サイバー攻撃対策(1)セキュアなWebアプリ開発と導入の重要性

ここ最近「サイバー攻撃」という用語を新聞やテレビニュースでも頻繁にみかけるようになった。2011年だけでも三菱重工、衆議院、参議院、外務省などが攻撃を受けた。もはや対岸の火事ではない。サイバー攻撃に伴うコスト損失は計り知れない。本稿では過去に検出された脆弱性を見ながら、Webアプリケーション開発・導入段階でのセキュリティの考慮するポイントとサイバー攻撃によるコストをみていく。
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