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■Googleが気球による無線インターネットの試験提供を開始Googleは2013年6月14日に、地表から約20kmの上空に、無線通信機器などを搭載した気球を浮かべ、インターネット接続が提供されていない地域にインターネットサービスを提供しようとする試みである「Project Loon」を公表した。Googleの本業は検索サービスの提供と検索キーワードに連動した広告の提供であるが、なぜGoogleの本業から外れるようなネットワークサービスの試験提供をしようとしているのだろうか。本稿では「Project Loon」の概要を紹介するとともに、Googleの狙いについて考察してみたい。 ■日本の端末メーカーはどうなるのだろうか?G2013年6月29日、パナソニックがNTTドコモ向けスマートフォンについて、今冬の新製品供給を見送る方向で検討に入ったことが日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞など多く新聞やTBS、日本テレビといったメディアでも報じられた。供給先のNTTドコモが2013年5月に韓国サムスンとソニー製のスマートフォン2機種に販売を集中する「ツートップ」戦略を打ち出し、自社製品の出荷増が見込めなくなったことが原因であると報じられている。日本の端末メーカーはどこを目指していくのだろうか。2013年4月号に続いて再度、端末メーカーの動向と今後の進むべき方向性を検討していきたい。 ■ゲーム市場にも迫るクラウド化の波〜E3 2013レポート米国ロサンゼルスで2013年6月11〜13日に開催されたElectronic Entertainment Expo(以下、E3)は、過去最多となる約48,200人の参加者を集めた。そのE3で主役を演じたのは共に2013年中に発売される予定の次世代ゲーム・コンソールであるPlayStation 4(以下、PS4)とXbox Oneだが、両者にはソーシャル機能とモバイル要素が共通のポイントとして見られた。この意味においては、コンソール・ゲームとモバイル・ソーシャル・ゲームの境界は曖昧化している。また、それぞれPS4とXbox Oneを持つSONYとMicrosoftを中心として、クラウド・ゲームを契機にビジネスモデルを転換しようとする動きが垣間見えた。 ■急増する携帯通信事業者の国際M&A2008年のリーマンショック前には、世界の通信業界で多数のM&A(企業合併・買収)が行われていたが、その後は、通信事業者が不況対策に追われ、M&A件数が激減した。しかし近年、国内市場の飽和状態と競争激化に直面した先進国の携帯通信事業者が、成長戦略の一環として、アジア・アフリカ諸国の通信事業者を買収する動きが活発化している(表1参照)。 |
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