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2011年1月27日掲載 |
2011年1月6日、Sony EricssonはAndroid2.3搭載の「Xperia arc」を発表を行った。Sony Ericsson 「Xperia」は日本ではNTTドコモより「SO-01B」として発売され、日本市場にAndroidスマートフォンを浸透させる起爆剤となった端末といえる。 日本では「Xperia」はNTTドコモから販売されている「SO-01B」しか見えないが、世界には「Xperia」のブランドで各種のラインナップがある。 今回は世界で販売されているSony Ericsonの「Xperia」をピックアップしてみたい。
10.Xperia arc
IDCの調査によると2010年第2四半期のシェアは3.4%で5位。Nokia、サムソン50%以上のシェアがあり大きく引き離されている。(1位Nokia34.2%、2位サムソン20%、3位LG 9%、4位RIM 3.4%) かつてSony Ericsonは、UIQ、Symbian OSも搭載した端末開発を行っていた。ソニーエリクソンの傘下にあったUIQは残念ながら2009年1月に破産した。さらに2010年9月にはSymbian OSでの開発を停止すると発表した。また、ウォークマンフォンを市場に投入したものの、その後登場したiPhoneに席捲され市場シェアは年々低下していった。 2011年1月20日に実施した2010年第4四半期の決算発表では、昨年の赤字からは黒字回復は果たしたものの、新製品投入の遅れと端末販売価格の低下から、アナリスト予想を下回る結果となった。売上は15億3,000万ユーロで、前年同期の17億5,000万ユーロから減少。 「Xperia arc」には今後のSony Ericssonの収益改善、市場シェア向上に向けて期待したい。また「Xperia」のラインナップ増加と日本への展開にも注目していきたい。治乱興亡の激しい携帯端末ベンダーの市場での競争の中、「Xperia」以外の端末も含めてSony Ericssonの今後に期待したい。 (参考URL)
【参考動画1:Xperia X1】 【参考動画2:Xperia Purenes】 【参考動画3:Xperia X2】 【参考動画4:Xperia X10】 【参考動画5:Xperia X10mini】 【参考動画6:Xperia X10mini pro】 【参考動画7:Xperia X8】 【参考動画8:Xperia arc】 余談だが、製品型番にある "i" や"a"のような postfixは、市場に応じて使いわけをしているようだ。製品は基本的に同じであることが多い。端末により端末・ソフトウェアに差分がある場合がある。例えば、南北アメリカ向けは"a"、中国向けは"c" がつくことがある。 |
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