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2011年2月16日掲載

Sony Ericsson 「Xperia」ファミリー拡大:「Xperia」プロダクトラインナップ更新

グローバル研究グループ 佐藤 仁
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 2011年2月7日、Sony EricssonはFacebookページ(旧ファンページ)において、PlayStation SuiteをサポートしたAndroid 端末「Xperia PLAY」の外観写真を公開し、2011年2月13日に正式に発表することを表明した。
ソニー・コンピュータエンタテインメントは2011年1月27日、Android搭載端末向けのゲームプラットフォーム「PlayStation Suite」を発表を行った。これによりユーザの期待感は高まった。Facebookで公開された写真では、ソニー・コンピュータエンタテインメントが発表したAndroid端末向けのゲームプラットフォーム「PlayStation Suite」に対応したことを示す「PlayStation Certified」のロゴが表示されていた。

 そして、バルセロナで開催されているMobile World Congressに照準を合わせて、予告通り2011年2月13日に発表した。さらに、同日に「Xperia neo」と「Xperia pro」の2機種もリリースし、「Xperia」ファミリーに入ることを発表した。

 今回の発表に伴い、前回の「Xperia」のプロダクトラインナップの更新を行いたい。

端末の仕様、詳細は同社サイトで確認頂きたい。(2011年2月現在同社サイトより)

1.Xperia X1

  • Windows Mobile OS
  • 世界51カ国・地域で販売
  • 2008年9月発表

2.Xperia X1a

  • Windows Mobile OS
  • 世界15カ国・地域で販売
  • 2008年11月発表

3.Xperia Purenes

  • 標準機
  • 世界14カ国・地域で販売
  • 2009年9月発表

4.Xperia X2

  • Windows Mobile OS
  • QWERTYキー端末
  • 世界46カ国・地域で販売
  • 2009年9月発表

5.Xperia X2a

  • Windows Mobile OS
  • QWERTYキー端末
  • アメリカで販売
  • 2009年9月発

6.Xperia X10

  • Android OS
  • タッチパネル端末
  • 世界66カ国・地域で販売
  • 2009年11月発表

7.Xperia X10mini

  • Android OS
  • タッチパネル端末
  • 世界66カ国・地域で販売
  • 2010年2月発表

8.Xperia X10mini pro

  • Android OS
  • QWERTYキー端末
  • 世界68カ国・地域で販売
  • 2010年2月発表

9.Xperia X8

  • Android OS
  • タッチパネル端末
  • 世界64カ国・地域で販売
  • 2010年6月発表

10.Xperia arc

  • Android OS
  • タッチパネル端末
  • BRAVIA Engine搭載
  • 2011年1月発表

11.Xperia PLAY

  • Andoroid OS
  • PlayStation Suite対応
  • ゲーム用のハードウェアボタン付き
  • 2011年2月発表

12.Xperia neo

  • Andoroid OS
  • タッチパネル端末
  • BRAVIA Engine搭載
  • Sony Exmor R camera sensor搭載
  • 2011年2月発表

13.Xperia pro

  • Andoroid OS
  • QWERTYキー端末
  • BRAVIA Engine搭載
  • Sony Exmor R camera sensor搭載
  • 2011年2月発表

 2010年末にSony EricssonのCEO、Bert Nordberg氏が、プレーステーションをベースにした新たな携帯電話(Playstation Phoneと呼ばれていた)を開発していることを示唆した報道があったが、ついに満を持してリリースされることになった。
さらに、今回は「Xperia neo」、「Xperia pro」も同時に発表した。

 同社は2011年2月6日に行われたアメリカの一大イベントであるナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王座決定戦「スーパーボール」で、「Xperia PLAY」のテレビ広告を放送した。(下記動画参照)2011年スーパーボールの全米での視聴者数が、米テレビ界で史上最多となる1億1,100万人を記録したと、AP通信が2011年2月7日に報じた。調査会社ニールセンによると、過去最高だった昨年のスーパーボールの1億650万人を更新した。同時間帯にテレビをつけていた人の71%が試合を見ていたことになる。
相当な宣伝効果になったことだろう。

 ソニーグループの「ソニー・コンピュータエンタテインメント」とSony Ericssonの融合の結晶といえる「Xperia PLAY」に期待したい。
Sony Ericssonは過去にも、

など、ソニーグループのリソースやブランドを活用した携帯電話端末を国内外でリリースしている。

 Walkman PhoneはWシリーズとして全世界で販売され、2007年には約5,700万台販売している。また、Cyber-shotもCシリーズやKシリーズとして提供され、C902K800i等など人気があった。今回も「Xperia PLAY」のPlayStation連携以外にも、「Xperia neo」「Xperia pro」でのBRAVIA Engine搭載やSony Exmor R camera sensor搭載などソニーグループのリソース、ブランドが多いに活かされた端末がリリースされている。

 今後もグループ連携によるユーザにとって魅力ある端末を全世界に送り出してほしい。
2011年2月8日、英国Orange英国O2がTwitterで「Xperia PLAY」の導入を表明している。またCDMA2000版も開発され、パートナーシップを結んだ米国Verizonから発売される予定だ。
今後も「Xperia」の更なるラインナップ増加と日本への展開にも注目していきたい。

※本情報は、2011年2月14日現在時点の内容です。

(参考サイト)

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