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2010年1月19日掲載 |
去年に比べ、今年のCES(CES:Consumer Electronics Show, 世界最大の家電に関する展示会)はオモロかった。LGやサムスンの派手な展示と、アジアやエコ系のベンチャー企業の小さなブースと、なんだか盛り上がっていた。韓国の人多い。
CES2010で、これは面白いっ!と唸った展示を、同行取材した中村 'Geek' 邦昭と浦原 'Nurd' 高志が6つ紹介します。 *映像が途中で止まってしまう人は、右下のHQボタンを赤色にしてご覧ください。1. LED薄型テレビ 壁掛けテレビはどんどん現実のものになっている。昨秋、Best Buyに行くと、既にサムソンはLEDテレビを主流に売り場作りをしていた。 LGとパナソニックで展示されていた。他社技術を自社テレビに入れる柔軟性が今後も拡大するのか注目点だろう。 去年スゴイっ!と思ったヤフーのテレビウィジェットは、大分後退していた。 タッチパネルの利用法は、教育現場、会社会議などが考えられる。 ただ、ノースホールの韓国コーナーに同じ技術が展示されていた。デジタル時代は、技術が即コモディティ化する。 ★ KIMIN Technologes, ノースホールの一角で4. 電子書籍、QUE、Plastic Logic プラスティックを用いグニャグニャ曲がる電子ペーパーを開発したベンチャー。一昨年DEMOというベンチャー展示会に出ていた彼らがもうCESのメインホール。。。 ★Plastic Logic2年前のデモ。LEDと違ってプラスチックなので叩いても割れない。2008年9月DEMOfall08にて現在電子書籍端末の最安値は1台140ドルくらい。QUEはオシャレなデザイン性で勝負。今後はグニャグニャ特徴を生かした商品を是非出してほしい。 電子書籍の注目点は、アンドロイド搭載の端末。本を読むだけでなく、カラー動画を見ることがすでに実現されている。もし、無料でこの端末を配れば、テレビに代わるメディアがすぐ出来てしまう・・・「書籍」という捉え方はアイデアを狭める。 ★android搭載の電子書籍 enTourage5. INTERNETV, iGUGU パソコンで見る動画をテレビで見るには・・・オーバーザトップはいまホットな分野。D-Linkが作ったBoxee Boxは199ドル、AppleTVも2万円以上する。iGUGUは79ドル。安い。 6. Augument Reality 拡張現実 インテル3年前のNABでインテルのカーン博士が発表したのを聞いたのが最初。旅行、広告、アートとして、取り入れると面白い。 3年後の予想図アジアのマーケットのような雰囲気のあるノースホールには、トレンドの先取り感が満ち溢れている。 ホールの片隅にある技術がメインになるのに2年くらいかかるだろうか。今年のCESから今後どんなサービスが生まれるか予想してみよう。 1.薄型電子書籍を無料で配布するテレビ局、大手ブランド 「電子書籍を無料で配布する新聞社」というストーリーは昔からあった。電子書籍がカラーで動画が見れるとなると、テレビ局が配布してもよい。広告クライアントが雑誌を出版する時代、大手クライアントが店頭で端末を無料配布することも考えられる。出版社が生き残るには、これしかないだろう。 2.折曲がる電子ペーパー、コンビニでダウンロード 紙のように薄い電子ペーパーを持ち歩き、コンビニ、駅のキオスクでマンガ、新聞をダウンロードする。今の電子書籍は、Wifiなど接続機能を積んでいるため、ハードで少し厚みを持っている。それを無くせば薄くなる。 3.ベンチャー企業の成長にデザイン性が重視される これだけデバイスがコモディティ化されるのを目のあたりにすると、他者との差異化は機能でなく、見た目のデザインが重要だ。クールなデザインの商品がノース、サウスホールに溢れていた。 誰ぞ一緒にビジネスやるやつおらんかな〜 |
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