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「新通信法改正後の | ||||||||||||||||||
(96.06)
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1996年4月1日、パクテル/SBCの合併、1996年4月22日、ベル・アトランティック/ナイネックスの買収による合併がそれぞれ発表され、ほんの1ヵ月の間に7つのベル電話会社がに5社に再編成(図参照)される見込みとなった。この合併の目的は、新通信法の改正により、事業機会の拡大、競争激化が予想される事業環境下で、合併によってシナジー効果(資金力強化、サービス提供エリアの拡大等)を実現し、生き残りを目指すことにある。
ベル電話会社が5社に再編された場合のサービス提供エリア
しかし、残る3社(USウェスト、ベルサウス、アメリテック)は、必ずしも買収・合併によるシナジー効果が得られるとは考えておらず、また、上記の2社の合併についても、各州の規制機関が直ちに承認することはない等、合併までの道のりには険しいものがある。ベル電話会社各社の規模及び状況は以下のとおり。
現在のところ、残りの3社はベル電話会社どおしの合併・買収を否定しているが、特に、ベル電話会社と長距離通信事業者の合併・買収の可能性は大きいであろう。例えば、MCIとベルサウス、アメリテックとワールドコム及びフロンティア社(独立系市内電話会社で長距離通信事業も展開している)との合併の噂もある。今後も、長距離通信事業者、ケーブルTV会社等との買収・合併が進展するであろうと予測される。 | ||||||||||||||||||
(海外調査第一部 小野 等)
(入稿:1996.05) | ||||||||||||||||||
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