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世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年6月号(通巻159号)

世界のニュース

 移動通信サービス

■米ボーイング社の機内ブロードバンド接続サービス、
 米連邦航空局の認可を受け、本格サービス実施へ

 米ボーイング社による機内ブロードバンド接続サービス「コネクション・バイ・ボーイング(Connexion by Boeing)」が、2002年5月7日に、連邦航空局(Federal Aviation Administration:FAA)の認可を受けた。この種のサービスがFAAの認可を受けるのは、これが初めてとなる。これにより、同社が長年手がけてきた同サービスの商用化が可能になった。
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■米大リーグ球団、ワイヤレス入場券発券システムの導入を発表

 米大リーグ球団のトロント・ブルー・ジェイズと米ウエアラブル・コンピューター・メーカーのザイブナーは2002年4月8日、同球団のホーム・グラウンド(カナダ、トロント)のスカイドーム(SkyDome)への入場券を買い求める人々の待ち行列を減らすことを主な目的として、ザイブナーのウエアラブル・コンピューター・ソリューションを導入すると発表した。同社のウエアラブル・コンピューター・システムは、航空機メンテナンスなどの特殊産業分野で実績があるが、大リーグ球団などの一般コンシューマーをサービス対象とする企業体による採用はこれが始めてという。
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■欧州におけるGPRSサービスの普及とSMSサービスの現状

 欧州においては2001年末から各事業者によってGPRSサービスが開始されてきた(表1:事業者とGPRSサービス開始時期)。しかし、実際のユーザー数はそれほどの伸びを見せていない。その大きな理由に、魅力あるコンテンツの不足があげられる。さらに、現在欧州移動データ通信市場において、SMS(ショート・メッセージング・サービス)が主流を占める背景にあるとの見方がある。
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■TIM、OTAでSIMを操作する情報配信サービスを開始

 テレコム・イタリア・モバイル(TIM)は2002年4月、SIMにソリューションを置くオン・ディマンドの情報提供サービス「インタラクティム(Inter@cTIM)」を開始した。このサービスでは、TIMの配信する様々な情報サービスの中からユーザー自身が情報をカスタマイズして受信できる。TIMはこのサービスの提供において、移動通信網を経由してユーザー側のSIMにインストールされたアプリケーションを操作するOTA(Over The Air)方式を採用している。
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